2020年2月27日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、おまつり広場、草木の観察路、安房・上総の農家、水車小屋、そして、帰りには武家屋敷、鍛冶屋裏、掘割を観察しました。



●野草では根生葉が大きくなってきました。花が咲いているのもは、コセリバオウレン、ノミノフスマ、ホトケノザ、タネツケバナなどです。


●ソメイヨシノの花芽に、まだまだ咲く気配は見えませんでした。
 ジュウガツザクラは、相変わらずポツポツと咲いています。


●樹木の花では、マンサクが開花しました。
 白梅も盛んに咲いてきました。
 ミツマタも咲き始めました。
 トサミズキのツボミは、だいぶ大きくなって、間もなく咲きそうです。



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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。2月21日(金)の観察に基づいています。 (風)

2020年2月21日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋、上総の農家、商家町並み、武家屋敷を観察しました。


●観察のポイント : 花の少ない季節なので、主として上総の農家及びその周辺の常緑植物をリストアップしました。


●上総の農家の常緑植物
※正門を入って左側(左回りに)・・・ムベ、ショロ、ユズリハ、ヒメユズリハ、ヤマモモ、イヌマキ(垣根)、ビワ、シラカシ(垣根)、スギ(垣根)

※正門を入って右側(左回りに)・・・イヌマキ(垣根)、ジンチョウゲ、サカキ、アオキ、ヒサカキ、ヒイラギ、ユズ、マンリョウ、アオキ、ヒサカキ、ナンテン

※周囲・・・ツバキ、サザンカ(寒椿)、アカマツ、シラカシ、スダジイ、チャノキ、トベラ、ユズリハ、ナツグミ、ヤツデ、ビワ


●今回の観察で見かけた花



①・・ウメ(白梅:武家屋敷) ②・・ウメ(紅梅:武家屋敷) 
③・・ツバキ(上総の農家脇) ④・・サザンカ(寒椿) 
⑤・・ジンチョウゲ(赤花:上総の農家) 
⑥・・ジンチョウゲ(白花:商家の町並み) ⑦・・ミツマタ(お稲荷さんの裏) 
⑧・・スイセン(上総の農家) ⑨・・コセリバオウレン(むらの架け橋手前)

2020年2月11日火曜日

暖かい2月~節分・初午の飾り~

 昨年の房総のむらは、雪景色の立春でありましたが、今年は本格的な雪にまだ降られていません。2月1日(土)2日(日)は「節分」を、2月8日(土)9日(日)は「初午」を展示しました。節分は立春・立夏・立秋・立冬である四立(しりゅう)の前日を指します。

菓子屋店先の展示
鍛冶屋店先の展示
 房総のむらでは、農家の玄関や商家の店先に「ひいらぎ」「鰯の頭」「豆殻(まめがら)」などを厄除けの意味で飾り付けしました。上総の農家では、長い竹の棒の先に目籠(めかご)をかぶせた飾りを展示しました。これは、1ツ目小僧が人々を不幸にするという言い伝えがもととなっているようです。1ツ目小僧は、人の悪い行いを疫病神に報告するため家々を訪れ帳面に記録します。その時1ツ目小僧は目籠の編み目が「目」に見えて怖がり帰ってしまうと考えられ目籠が使われるようになったようです。

上総の農家の目籠
 初午(はつうま)は、2月最初の午の日にお稲荷様を祀ります。本来、豊作の神様であるお稲荷様に商売繁盛・病気平癒(びょうきへいゆ)の意味が追加され信仰を集めました。
稲荷境内展示
初午の日は、稲荷ずし・しもつかれ・初午団子などをお供えし、「事始め(ことはじめ)」「事八日(ことよーか)」などと呼び、新しいことを始める日の風習として広まりを見せました(い)。












房総のむらを守る2020~消防訓練・AED訓練~

 去る1月29日(水)房総のむらでは、職員総出で消防訓練を開催しました。今年は成田市赤坂消防署指導のもと、職員およそ40人が参加して行いました。文化庁は1月26日を「文化財防火デー」と定め、文化財を火災などから守るための運動を展開しています。房総のむらでは、文化財建造物を火災から守る活動として、毎年このタイミングで消火訓練を実施しています。


消防本部に報告
消防車からの放水(左)と旧学習院初等科正堂(右)
水消火器による訓練
 来館した方々も、訓練を放送でお知らせし協力して頂きました。今回は房総のむらの中にある旧学習院初等科正堂(重要文化財)から出火したと想定し、全員ヘルメット着用で訓練にのぞみました。消火訓練・搬出訓練などの役割を真剣に取り組み、万一に備える心構えも高まりました。火災鎮火報告後、屋内に移りAED体験訓練を行いました。


AED心配蘇生訓練
AEDの体験訓練は、5~6人のグループに消防署の救急救命の方が一人説明係となり、それを聞いた後、実際に触るかたちで進めました。倒れている人の意識の確認、呼吸の確認を行ってから機械を装着し使用する要点を皆で共有しました。


AED機械を使った訓練
万一の場面に直面した時は、今回の経験を生かして対応が出来るように訓練を実施しています。消防署員の方のお話の中で、勇気を出して手助けすることが大切だということが印象的です(い)。

2020年2月8日土曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館を出発し、武家屋敷、上総の農家、むらの架け橋、竹林の坂、上総の田んぼを巡りました。


●今朝は、この冬一番の冷え込みとなり、普段あまり見ることのできなかった霜柱が道に見られ、上総の田んぼでは氷が張っていました。

●ソシンロウバイの花はそろそろ終わりで、すでに果実が出来た株がありました。

●白梅が咲き始めました。

●カンツバキやヤブツバキは咲き続けています。

●いろいろな冬芽が膨らんできていますが、アカガシのように小さく目立たないものもあります。

●マンサク、チョウセンレンギョウ、ジンチョウゲ、ヒサカキのツボミが膨らんできました。


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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。2月7日(金)の観察に基づいています。(風)



※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 2月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 2月9日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「ナンテン(南天)を初めとする赤い実」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)

2020年2月2日日曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館を出発し、資料館入り口前の土手、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、むらの架け橋周辺、おまつり広場、草木の観察路、安房の農家、下総の農家、水車小屋、武家屋敷を巡りました。

●資料館入り口前のロウバイは盛りですが、上総の農家のソシンロウバイはそろそろ盛りを過ぎようとしています。

●武家屋敷の庭の紅梅は、先週三輪だったのが、今日は二十輪近く開花していました。

●上総の田んぼの水口まつりのお飾りとして植えられていたオオバイボタとその近くのイボタノキの葉の比較ができました。

●アカマツ(赤松)の冬芽は赤く、クロマツ(黒松)の冬芽は白い色をしています。

●コセリバオウレンの花は盛りの時期を迎えました。

●ジンチョウゲのツボミが赤く膨らんできました。他の冬芽も大きくなったり、色づいてきました。

●オケラの花後、周りの魚の骨の形をした総苞外片が外れ、冠毛がバラケてきました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。1月31日(金)の観察見基づいています。 (風)


※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 2月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

〇日時 : 2月9日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

〇集合場所 : 総屋前

〇今月のテーマ : 「ナンテン(南天)を初めとする赤い実」

〇参加費 : 無料(むらの入場券必要)

第41回写生コンクールの最優秀作品2点を総屋に展示しました

 第41回 房総のむら写生コンクールで館長賞と友の会会長賞を受賞された作品を入口すぐの総合案内所『総屋』内に展示しました。
 今年度は画題が「房総のむらの風景を描いたもの」・「龍角寺・北印旛沼の風景を描いたもの」の2部門となり、「龍」のイメージを画題とした作品の募集は行いませんでした。しかし、その中でも小中学生の部、一般の部合わせて101点もの応募があり、これらの中から選ばれた27の作品を、令和元年10月19日から12月1日までの間、風土記の丘資料館で展示していました。そして今回、下記2賞の作品を総屋で展示することとなりました。ぜひ、ご覧ください。(T)





 





館長賞
「むらの茶店」
  良知 章男 さん













友の会会長賞
「心おどる むらのまつり」
  向井 心葉 さん