「立冬」の七十二候の次候は、「地始凍(ちはじめてこおる)」ですが、まだそんな気配はなく、本格的な秋といったところです。「下総の農家」の「菊」も満開で、菊の香りがただよう庭先では、小学生が農家について勉強中をしていました。
11月8日は、「鍛冶屋」などのように「ふいご」を扱う人々の間で行われる「ふいご祭り」の日でした。写真は「商家の町並み」「鍛冶屋」の「ふいご祭り」の様子です。祭壇の右隣に「ふいご」があります。祭壇には赤飯やみかんを供えますが、面白いのは、供えられる二膳の向きが反対なことです。また、「ふいご祭り」のみかんを食べると、風邪やはしかにかからないとされていたことから、みかんをまいて近所の子どもにふるまったとのことで、「房総のむら」でも来館者にも差し上げました。
こちらは、「安房の農家」の「足半(あしなか)」作りの実演です。「安房の農家」は茅葺屋根の改修工事のため、「下総の農家」の「囲炉裏」端での実演となりました。右上の「ぞうり編み台」で編んで作ります。「足半」は、わらだけで作った小さなぞうりで、その形が足裏の半分ほどということから「足半」と呼ばれています。
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