2023年4月23日日曜日

そば打ちの実演

本日は天気がとても良い日曜日なので、房総のむらもたくさんのお客さんで賑わいでおります。

そんな中で開催されていたのがそば打ちの実演
袋めんや乾麺、時にはお蕎麦屋さんでと私たちが身近に食しているそばですが、実際にそば打ちをしているのを間近で見る機会は少ないのではないでしょうか?

上の写真がそば粉をこねている様子です。
この状態になるまでに、そば粉に水を入れてここまで綺麗に成形していくまでにも、水回しという大変な作業があります(写真がなくてゴメンナサイ…!)。
こねるのはとても力がいる体力勝負な作業です。

そして、手のひらで押し広げ、麺棒で均一にのばしたら、いよいよ折りたたんで切る作業へと入っていきます。
むらのそば名人のお話によると、この工程で均一にのばすのが茹で上がりのバラつきを防ぎ、おいしいお蕎麦にするポイントだそうです。

駒板で押さえながら、垂直に包丁を下ろして蕎麦を切っていきます。長い工程を経て、やっと僕らがイメージする蕎麦の形になっていきます。
今日はたくさんの方に実演を見学いただいていたので、そば名人のお二方も緊張の一瞬です。綺麗に均一に切る際に、テンポのいい音が響きます~♪

完成したお蕎麦がこちら。
すぐにでも茹でて食べたいなと思うところですが、本日中は展示しています!

ちなみに本日の実演で作っていたのは「二八蕎麦」で、そば粉8割に対して小麦粉のつなぎ2割で作っている、一般的なお蕎麦になります。この「二八蕎麦」という名称は江戸時代後期ごろから存在し、蕎麦が一杯が一六文であることか2×8で一六文になるという値段を表す意味も持っていたともいわれています。
※名称の由来については諸説あります。
逆にお蕎麦屋さんなどのメニューでみかける十割蕎麦というのは、そば粉だけで打った蕎麦を指すことになるわけです。

そば打ちの実演の次回開催は10月になりますが、むらのそば屋さんは連日営業しており、お蕎麦を食べることができます。
商家の町並みの中、江戸時代の町人気分で味わうお蕎麦!ぜひ房総のむらに
食べにいらしてくださいね~!
(嶽)

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