二十四節気は「寒露」になります。晩夏から初秋にかけて、野草に冷たい露がつく時期とのことです。七十二候は、「鴻雁来(こうがんきたる)」で、”雁”が飛来し始める頃になります。鳥の観察者によりますと”キビタキ(黄鶲)”が”入った”そうですが、”雁”はどうでしょうか。写真は、「下総の農家」の”もみ殻”を燃やして”くん炭”作りです。のどかな農家の雰囲気です。
「房総のむら」では、昨年までは「稲穂まつり」を9月に開催していましたが、毎年のように雨に見舞われましたので、今年から以前に戻し10月に「秋のまつり」として開催することとしましたが、今年はどうでしょうか。先週に続き、今週も台風が近づいているので心配です。ご来館をお待ちしています。
「秋のまつり」の新しい”体験メニュー”などの紹介です。「商家の町並み」「細工の店」では、今回の「まつり」で初登場の「かかしの人形作り」です。土台となっているのは、「畳の店」の”いぐさ(藺草)”です。田んぼの雰囲気が出ていませんか。この機会に作ってみませんか。
こちらは、通常の体験でも行われていますが、「商家の町並み」「木工所」の「お箸作り」の体験です。1本の木を”カンナ(鉋)”で削って、一方を細くし、用途に合わせて長さを決めて”ノコ(鋸)”で切ります。その後は”紙ヤスリ”で磨き角を落とし滑らかにし、最後に水分が染み込まないように”クルミ油”を塗って完成です。お好みの”箸袋”も作って、お持ち帰りいただきます。人気の体験です。
こちらも「秋のまつり」だけの”体験メニュー”です。「上総の農家」の「ワラで作る亀さん」です。「農家」では、通常の体験でも”繩”や”わらじ”作りなど、”ワラ”を使った体験を行っておりますが、「まつり」では”ワラ”で”亀”の飾り物を作ります。背中の”甲羅”は”米俵”の両端にあてる”丸いワラの蓋”にする”俵桟(さんだわら)”を小さくしたものです。
「風土記の丘」「資料館」の「勾玉作り」の体験です。”勾玉”を作り上げるには時間がかかりますので、「房総のむら」ではある程度加工した状態(左の石)から削り出していただきます。左の”砥石を使って”粗削り”をして形が出来上がってきたら(中央の状態まで)、右端の”紙やすり”で磨いて完成です。時間がない場合は、最後の仕上げはご自宅でしていただきます。
10月になり、少し涼しくなってきましたので、「商家の町並み」「そば屋(いんば)」では、この季節だけの特別メニューあったかい「花まきそば」が始まりました。”かけそば”の上に”もみ海苔”をトッピングした江戸時代からの”レシピ”です。”そば”の上に”海苔”を散らした様子を、”桜の花びら”を”まき散らした”様にかけて名付けられたといわれています。「花まきそば」は、10月28日までの期間限定です。是非”食体験”してみて下さい。
その「そば屋(いんば)」にお見えになった”食の体験者”の方は、「木工所」で”お箸”を作ってきた(そばの手前に袋に入った二膳の箸)お二人さんです。”そば”と”お稲荷さん”の”食の体験”です。”おいしい体験”をしていただけたようです。次は、”花まきそば”はいかがですか?
現在、「房総のむら」では、”キバナアキギリ(黄花秋桐)”が盛りです。写真は、「武家屋敷」から「風土記の丘資料館」に向かう林の中です。薄暗い林の中ですが、一面に黄色い”キバナアキギリ”が咲いている様子を見ることができます。
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