2018年8月6日月曜日

立秋(二十四節気)涼風至(七十二候)8月7日~12日 暦は”秋”ですが”温風”です WBSCで”おもてなし” 11・12日は”むらの縁日・夕涼み”

 炎天下の中の”セミ”の鳴き声が暑さを一層増していますが、涼しい夜には”ムシ”の鳴き声も大きくなってきて、 二十四節気は「立秋」になりました。暦の上では”秋”ということで、七十二候は「涼風至(すずかぜいたる)」ですが、まだまだ残暑(猛暑・酷暑)が厳しく”温風”ですので、雰囲気だけでも風に吹かれて”チリンチリン”の「焼き物の店」の”風鈴”で涼しさを感じてください。
 「安房の農家」の「主屋」です。障子を開けた”茅葺屋根”の農家の中は、時々涼しい”そよ風”も入ってきて、とても気持ちのいい空間です。奥の畳の部屋で”寝転がって”いられれば最高でしょうね。
 「商家の町並み」に”ミスト発生器”を追加しました。まだまだ、活躍してもらわねばなりません。しかし、暑いですね。熱中症対策、水分補給をお願いします。
 「商家の町並み」「総屋」前の「盆の商い」の再現展示です。関東地方では、”お盆”に”盆棚”をしつらえ、いろいろな”お供え”をする習俗が広く見られます。しかし、いろいろな”お供え物”を、自分で一通り揃えるのは大変です。そこで、かっては町に農家の人たちが”お盆”に必要なものを売りにきたり、”盆の市”が立ったりしました。再現した”売り物”は、”盆舟(最後にお供え物と先祖の霊を流す)”、”マコモで作った馬と牛(ご先祖様が乗る)”、”花筒(お墓の前に刺して花を飾る)”、”ホオズキ・ミソハギ・ハス(飾り)”などです。
 前回に続き「商家の町並み」「呉服の店」の”藍の生葉染”ですが、今回は「夏休み親子生葉染教室」の様子です。「房総のむら」で育てている”藍の生葉”を使って”染液”を作り、薄手の”絹のストール”を染めます。色は”本藍”の”紺色”とは違い、”空色”と”緑色”(こぶな草で黄色に染めた布を使用)になります。お母さんと一緒に”藍の染液”で染めた”ストール”を乾かしているところです(写真:上、下左)。完成した”ストール”をそれぞれ、”頸に巻いて”、”ほっかぶり(鼠小僧?)して”、”肩にかけて”、記念に写真を撮らさせていただきました(写真:右)。希望者には”藍の生葉”もお持ち帰りいただきます。”夏休みの宿題”に活用してみてはいかがですか。
 ”鹿島人形”近くの”キツネノカミソリ(狐剃刀)”です。花がかなり増えてきました。
 「安房の農家」の畑の横の”クサギ(臭木)”が花をつけています。木や葉の薬品臭さから”クサギ”と呼ばれるようですが、花はとっても甘い香りです。
 「商家の町並み」の「江戸の花卉(かき)」「変り咲き朝顔」もいろいろな花が咲いています。”団十郎”(写真:下左)だけではありません。江戸時代からの命名だと”青乱菊葉紫覆輪石畳咲(写真:上左)、”青斑入孔雀葉石化茎薄青爪覆輪切咲(写真:上右)、”青水晶斑入姫葉紅覆輪丸咲(写真:中右)などとなります。「房総のむら」で焼いた鉢に植えた”朝顔”も、好評販売中です(写真:下右)。
 今年は、大きな変化が出た花はないようですが、花によっては本来の花の色合いではなく色素が抜けたような花もあり、いろいろな模様や色合いの花も楽しむことができます。
 ”アサガオ(朝顔)”を見ていたら、親子の方が見えられましたので、江戸時代の”朝顔売り”の雰囲気を味わっていただきました。江戸時代には、”朝顔”は”台輪”と呼ばれる”台”を竹で吊るした”荷台”を”天秤”で担いで売っていました。
 現在、千葉県内の球場を舞台に、「第16回WBSC世界女子ソフトボール選手権大会」が行われています。「房総のむら」も世界から集まった選手の”おもてなし”に参加しています。4日は、「成田市ナスパ・スタジアム」で試合が行われたオーストラリアチームの”おもてなし”に参加しました。試合は伯仲し、延長戦でオーストラリアが勝ちました。Congratulation! 負けたら、どう対応しようか心配しましたが、よかった。
 日本の伝統的な体験をたくさん持っている「房総のむら」ですので、今回の”おもてなし”には何がいいか検討しましたが、”おもてなし”が試合後の短時間、しかも猛烈な暑さが予想されることから、「水鉄砲」で「水ヨーヨー」を打ち落とす体験を行うことにしました。まず初めにブースを訪れてくれたのは、スタンドで応援していた女子中学生の皆さんです(写真:上左)。選手の皆さんには、まずは”サイン”をいただき(写真:上右)、その後に「水鉄砲」を楽しんでいただきました。初めは、竹製の「水鉄砲」がどんなものなのか興味津々といったところでした(写真:中左)が、一度始まれば、真剣な表情で”ヨーヨー”をねらい(写真:下左)、力強い”shooting”で次々に”ヨーヨー”を打ち落としていました。短い時間でしたが、選手・コーチのほぼ全員の皆さんに体験していただくことができました。”日本の涼”を楽しんでいただけたでしょうか。時間があれば、是非「房総のむら」においでください。これからも”ガンバレ、オーストラリア!” 「房総のむら」は、さらに4チームの”おもてなし”に参加予定です。
 こちらは、恒例になってきました「むらの縁日・夕涼み」の昨年の様子です。昼間は、”子どもみこし”や”大道芸”などでお楽しみください。当日は午後8時まで夜間も開館し、日が暮れてきても、”ヨーヨー釣り”や”金魚すくい”(写真:中右)、「商家の店先」や「茶室」(写真:下左)での体験も楽しめます。最後は、数は少ないですが”花火”も上がります(写真:下右)。今年は11日(土)・12日(日)に「むらの縁日・夕涼み」を開催します。是非おいでください。”浴衣”着用で入場無料です。

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