2018年8月26日日曜日

防腐剤として使われた柿渋に挑戦

 鎌倉時代から作られていた柿の渋は、漆の高価なものであるのに対して、比較的手道な物で簡単に作られてきました。
 柿の渋の用途は、うちわや番笠、和紙、木製品などの防虫剤や防腐剤としての効果があり、染色材としても使われてきました。
 今回は全2回の工程の1回目です。体験者は、予約体験者と博物館実習生の計7名が柿渋に挑戦しました。
 柿は豆柿を収穫。3㎝前後のものが一番渋が多く、8月中旬から9月中旬にかけて収穫します。              
                      


渋柿の豆柿を使用




 今回は23㎏を収穫して、臼に入れて杵で優しく潰します。潰した柿は、容器に移して柿と同量の割合で、水を入れます。
 2回目は10日後、9月9日(日)に行います。袋に入れた柿を絞ります。(1番渋)
その後、残りの絞りカスに水を加えて数日後再度絞ります。(2番渋)
そして、冷暗所に保存して、2年後に使用します。(ひ)
 















0 件のコメント:

コメントを投稿