史跡 龍角寺古墳群・岩屋古墳の中にある、最大で最後の前方後円墳浅間山古墳の横穴式石室 実物大復元模型を
8月1日から公開します
今日は、模型の設置作業をしており、石室模型の一部分をアップします
全容は、8月1日以降、風土記の丘資料館でご覧ください
なお、8月1日は、午前10時から公開記念式典と解説会を行います(や)
今年一回目の「房総座」を開催しました。今回の出演は落語の「柳家三三」師匠です。今回の演目は、一席目が子どもが”南町奉行”のまねをし、しまいには”とんち”で”奉行”をまいらせる 「佐々木政談」、二席目が”茶の湯”を知らないご隠居さんが”青黄粉”と”無垢の皮”でお茶を点ててふるまう「茶の湯」でした。「茶の湯」は、この”噺”を得意とする「柳家小三治」師匠譲りの軽快な語り口で、すっかり”噺”に引き込まれていました。
「風土記の丘資料館」では「平成30年度出土遺物公開事業 千葉寺地区の遺跡展「地中の歴史をさぐる」が始まりました。「千葉寺地区」は、千葉市中央区千葉寺町に位置します。発掘調査は、昭和60年から平成11年まで継続的に行われました。今回は、その中から旧石器時代から中世・近世までの出土品を多数展示しております。「房総のむら」「風土記の丘資料館」での展示は、9月24日までです。是非この機会にご覧ください。
主な展示品としては、旧石器時代の”細石刃と植刃器試作品”、弥生時代の”方形周溝墓”から出土した土器群、また、千葉寺地区は、古代の公道の施設である”駅”に近かったと考えられ、関西地方で作られた土器などのほか、”和同開珎”、”金銅製の鈴”、”帯金具”など地位を示すような出土品も展示されています。
「上総の農家」の「七夕馬作り」の実演です。茂原市大芝に伝えられた”マコモ(真菰)”などを使った”七夕馬と牛”を作りました。”たてがみ”や”尻尾”は、”マダケ(真竹)”を細く割いて色付けした”繊維”で飾ります。その装飾もあり、これまで紹介してきた”安房の七夕馬”や”下総の七夕馬”に比べかなり豪華です。この”七夕馬”は、自宅用に作られたものではなく、かつては販売されていました。未来に継承したい”房総の七夕馬”です。
一般の農家に比べるとかなり遅く、昔の暦にあわせて”田植え”を行った「房総のむら」の”稲”も”穂”が出始めました。写真左上の中央の少し暗い部分は、”昔からの種類の稲”を植えた”田んぼ”です。その古い品種の”芒(のぎ)”が長いのが”愛国”です(写真:上右)。先端の針状に尖った”芒”が黒いのは”朝紫”です(写真:中左)。また、食の体験などに使用するために一番多く栽培している”コシヒカリ”も”花”が咲き始めました(写真:中右)。この時期、穂が一番出ているのは、”早生(わせ)”の品種の”ホウネンワセ”です(写真:下)。
写真は「農家」の作物の花などです。淡い紫色の花は”ゴマ(胡麻)”の花です(写真:上)。”江戸野菜”の空に向かって上向きに実がつく”八房唐辛子”はもう”唐辛子”がかなりできています(写真:中)。「上総の農家」の”ヘチマ(糸瓜)”もかなり大きくなってきました(写真:下左)。支えの竹にツル(蔓)が伸びぶら下がった状態の”ウリ(瓜)”です(写真:下右)
「下総の農家」の畑の様子です。”アマ(亜麻)”の小さな淡い青色の花です(写真:上左)。「♪亜麻色の長い髪を~」の”亜麻”です。繊維に利用され、その紡いだ糸の色が”黄色みが刈った薄茶色”だそうです。”髪の毛が亜麻色”なんて、綺麗な表現ですね。その隣は、”ヤエナリ(八重生)”です。黄色の花が咲いていますが、既に実も付いています(写真:上右)。この実は、ご覧の通り”豆”で、別名”リョクトウ(緑豆)とも呼ばれ、モヤシの原料(種子)となるものです。真っ赤な実を付けているのは、中国から渡ってきたという”トウゴマ(唐胡麻)”です(写真:中)。別名”ヒマ(”蓖麻)で、”実の中の種子”から”ひまし油”が作られます。”トウモロコシ(玉蜀黍)”も青々とした”モジャモジャ”の”ひげ”が長く伸びています(写真:下左)。この”モジャモジャひげ”は”雌しべ”で、”トウモロコシ”の”粒”の数だけ”ひげ”もあります。最後は、「上総の農家」の”ニンジン(人参)”の花です(写真:下右)。白い小さな花が”ドーム状”に広がっています。右上は、花が咲く前の”蕾”の状態です。
最近の虫たちです。園路の横の木に”カブトムシ(甲虫)”がいました。やはり、子どもたちにとっては”昆虫の王様”でしょう(写真:上左)。蜜を出す木には、”虫たち”が集まっています(写真:上右)。”オニヤンマ(鬼蜻蜒)”らしい大きな”トンボ”が飛んでいるのは見ていましたが、やっと撮ることができました。水辺近くの薄暗い場所の枝にぶら下がって”ジッ”としていました。”孵化”して間もないのではないかと思います(写真:中左)。前足が赤いので”ヤマクダマキモドキ(山擬管巻)”でしょうか(写真:中右)。”ヤブキリ(藪螽蟖)”は”セミの抜け殻”に興味があるのでしょうか(写真:下左)。こちらは稲の葉の上でよく見かけます”ショウリョウバッタ(精霊蝗虫)”でしょうか(写真:下右)。
この時期になると”カマキリ(螳螂)”も大きくなってきました。田んぼの”稲の葉”の上などでよく見かけます(写真:左)。そして、”セミ(蝉)”を捕まえているところもしばしば目にします。写真中央は、今しがた”セミ”を捕まえたばかりのようで、”アブラゼミ”が”カマキリ”の前足で腹を押さえつけられながら、激しく翅をばたつかせていました(写真:中)。写真右は、”セミ”はほとんど動かなくなり、目の下のところがかなりかじられているようです。おそるべし”カマキリ”の”鎌”です。28日(土)は、「子ども里山観察会(里山の虫たち(夏))」です。「房総のむら」には、もっとたくさんの”虫たち”がいますよ。是非、ご参加ください。(台風接近のため「子ども里山観察会」は中止になりました。残念😞。)
本日は、資料館を出発し、上総の林の中道、上総の農家からむらの架け橋を渡り、下総の田んぼ、水車小屋前を通り、下総の農家まで足を伸ばしました。
●資料館横のヤマユリは1株に9個の花と4個のツボミを付け見事です。
●キンミズヒキが咲き出しました。

【下総の農家】




「房総のむら」の暑さ対策です。真っ青な空に白い雲、日中になると”ジリジリ”と焼きつく強い日差しです。たまりません。そこで、「下総の農家」と「商家の町並み」「辻広場」(写真:上右)に”ミストシャワー”を設置しました。この下を通ると、きもちい~。開館前には、「商家の町並み」では、ホースの先にシャワーノズルを付けて一斉に水撒きです。昼間でも随時”打ち水”です。”天水桶”の水を”柄杓”で撒きます。(写真:下左)。少しは、涼しくなってください。皆さんも、暑さ対策は忘れずにお願いします。
「商家の町並み」「瀬戸物の店」(写真:上右)では、「風鈴の絵付け」の体験も始まりました。それに合わせるように、施設の軒先などに「房総のむら」で”絵付け”した”風鈴”を飾りました。それぞれの施設の特徴を生かした風鈴です。「細工の店」では、”竹細工”から”風鈴”が下げられています(写真:中左)。「畳の店」では、”畳のコースター”も風に揺れています(写真:中右)。「本・瓦版の店」では”短冊”が”浮世絵”です。「木工所」では、”樽”から”風鈴”が下げられています(写真:下中)。「風土記の丘資料館」では、隣に”勾玉”や”鹿角製のペンダント”なども下げられています。暑いなか、風に吹かれて”チリンチリン”と”ガラスの風鈴”の”音色”が涼しさを演出してくれます。「風鈴の絵付け」の詳細は、当ブログ「『風鈴の絵付け』はじまりました!!」をご覧ください。
よく見ると、葉っぱの影のところに小さな”二ホンアマガエル”がいました(写真:上左)。ここで涼んでいるのでしょうか。「房総のむら」の広い館内には、雑木林もたくさんあります。皆さんも林の中の木陰で涼んでください。「商家の町並み」「武家屋敷」から「風土記の丘資料館」へ向かう林や、「上総の農家」の「炭焼き小屋」の周辺(写真:上左)、また「水車小屋」(写真:中右)のある「おまつり広場」の先の谷の林(写真:中左)など、直射日光を避けて休憩するにはよいところです。また、「上総の農家」では、”昔の遊び”の一つとしてプラスチックではない”昔ながら”の”竹製の水鉄砲”もあります(写真:下左)ので、遊んでみてください(写真:下右)。
「商家の町並み」「辻広場」では、夏の”江戸の花卉”として”変わり咲き朝顔”の展示も始まりました(写真:上左)。”朝顔”を売り歩いた”天秤”も再現されています(写真:上右)。また、それぞれの店先に”朝顔”の鉢が並べられました(写真:中)。花もいくつか咲き始めています。写真下右の”朝顔”は、”葉の形”や”花の形”、”色”、そして”咲き方”などを並べる江戸時代からの名称だと”黄蝉葉栗皮茶丸咲大輪”ということになりますが、”市川勸玄”君も育てているという、”団十郎好みの色”に因んで”団十郎”と呼ばれる”朝顔”です。(写真:下右)入口の”大木戸”などで見られます。
「下総の農家」の「七夕馬」です。前回は、”チガヤ(茅)”で作る「安房の農家」の”七夕”の”馬”と”牛”作りを紹介しましたが、下総の農家ではマコモ(真菰)で作ります。そして、二頭作るのですが、”馬”と”牛”ではなく、”馬”の”雄”と”雌”を作ります。これは我孫子市の事例ですが、できた”雄と雌の馬”は向かい合わせにして”土間”の入口に一年間飾ります(写真:右)。
こちらは、「大道芸・伝統芸能入門」「和太鼓入門」です。詳細は、当ブログ「和太鼓入門」をご覧ください。先生の前の着物のお二人は中国からの留学生の方です(写真:下右)。日本文化楽しんでいました。小さなお子さんたちも真剣に太鼓を叩いていました(写真:下左)。拍子の取り方は、”ツハッハイヨオンツホッホトッタン”ととるのだそうです。邦楽の”掛け声”の”イヨ~”というのは、この”イヨオン”の部分だそうです。
「下総の農家」でも「新鮮野菜の収穫体験」です。こちらのご家族は、是非子どもさんたちに”野菜の収穫体験”をさせたいとのことで、選んだのが”キュウリ(胡瓜)”と”ナス(茄子)”の収穫です。”キュウリ”(写真:左)は、山形に立てられた支柱に絡まって伸びており、外から見ると大きな葉っぱしか見えなくて(写真:左上)、少し棘のある葉っぱをかき分けて”キュウリ”を探します(写真:左中)。ちょうどいい大きさの”キュウリ”をみつけて収穫です(写真:左下)。”ナス”(写真:右)も、大きな葉っぱがありますが、横から見るとすぐにわかりますので(写真:右上)、こちらも適当な大きさの”ナス”をみつけて”鋏”でチョッキン(写真:右中)。最後に、お母さんがカメラマンになって記念撮影です(写真:右下)。
上の花と下の花の違いがわかりますか。よく似ていますね。上の写真には上向きに棒状のものが写っていますのでわかると思いますが”オクラ(和葵)”の花です。下は、”綿”の花です。左の写真の右端の”萼”から花が咲きます。こちらは、花が終わると”コットンボール”になりますが少し時間がかかります。二つとも”アオイ科”なので似ているのですね。
こちらは、「上総の農家」の”ミョウガ(茗荷)”です。”ミョウガ”は、夏に”そうめん”などの”薬味”として食べることが多いのではないでしょうか。”ミョウガ”は遠くから見ると高さが1mほどになりこんもりとしていますが(写真:左)、”薬味”として食べるのはこの葉ではなく、根もとからでる”花芽”の”蕾”なのです。こんもりした”ミョウガ”の葉の下をのぞくと、その”蕾”から”花”が開き始めています(写真:右)。私は、”ミョウガ”のあの独特の香りが好きなのですが、最近物忘れが多いのは、”ミョウガ”の食べ過ぎでしょうか。
「房総のむら」の”ヤマユリ(山百合)”です。今は、「風土記の丘」の「古墳」の周辺が花のピークでしょうか。「58号墳」の墳丘には、たくさんの”ヤマユリ”が咲いています(写真:上)。近くの「古墳」にも”ヤマユリ”が密集して咲いている場所が何か所かあります(写真:下)。
昨年は、”えんじ色”の”斑点”がかなり多くなった”ヤマユリ”がありましたが、今のところ写真上の”ヤマユリ”が最も赤味がかった感じです(写真:上)。下の二つは、黄色の筋はそのままですが、”えんじ色”の”斑点”の一つ一つが大きく数も多いものです(写真:下)。