5月15日(土)に下総の農家で「人形送り」の実演を行いました。
人形送りとは、人形にケガレを背負わせてムラの外へ送り出す行事です。
人形は神霊(しんれい)が宿るものとして信仰され、人間の身代わりとして悪病災難避けとされていました。
ケガレを背負った人形は恐ろしいものであるため、悪しきものが外からムラの中に入るのを防ぐ力があると信じられていました。
房総のむらでは、成田市台方(だいかた)の事例を再現しています。
台方では、田植え前の5月下旬(以前はこの時期は田植えの季節でした)に、田植えが無事に終わることを祈って行われたといわれています。
ワラ人形に紙でかたどった服を着せた武者(むしゃ)人形を作り、竹にさして立てます。
そして、上の写真のように竹を叩き合わせて戦わせます。
お兄さんの人形が最後まで勝ち残りました。おめでとうございます!
勝った人形はムラの境に立てられました。(そ)
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