下駄は木の台に歯を付け鼻緒を付けた日本の伝統的な履物です。3つの穴が台にはあいていて、鼻緒を穴に取り付けます。鼻緒の「緒」とは、 繊維をよった細長い紐のようなもののことを指します。
まず、下駄の台を選び「との粉」を塗ります。次に鼻緒を準備します。鼻緒は布の中に綿と紐が入っていて、逆V字形になっています。2股に分かれている鼻緒の先に錐で穴をあけます。そこから紐が伸びているので独特の結び目を作ります。この作業が難しく少し練習が必要ですが、先生が誰にでもやさしく教えてくれます!!
鼻緒をつける準備が終わると、下駄の台を磨いていきます。「伊保田蝋(いぼたろう)」というロウを台に塗り、「浮造り(うづくり)」というブラシで磨きます。浮造り(うづくり)とは、植物の萱(かや)の根を集めて紐で縛った道具で、「浮造り」で磨くほどに台の木目がきれいに表われます。
台に伊保田蝋を塗る作業(左)と浮造りで磨く様子(右) |
前の穴に紐を通す様子(左)と後ろの紐を止める作業(右) |
前金を付ける様子(左)ときれいに完成した下駄(右) |
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