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房総のむら
2018年12月1日土曜日
小雪(二十四節気)橘始黄(七十二候)12月2日~6日 ”夏みかん” ”キンカン”が色づく ”霧の朝” 炭焼きの煙で”光芒” ”拓本教室” ”組紐” 庭木の手入れ ”紅葉”が進む
温かい日が続いていますが、二十四節気「小雪」の最後の七十二候は「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」で、”橘の実”が黄くなり始める頃との意味でしょう。「房総のむら」には、”橘”はありませんので、こちらは
まだまだ緑色ですが、”すこーし”色づき始めた「安房の農家」の”ダイダイ(橙)”です。
そして、色づき始めた柑橘類としては、「安房の農家」の”ダイダイ”の隣の”ナツミカン(夏蜜柑)”です(写真:上)。”夏みかん”と呼ばれながら、今頃に色づくのですね。しかし、この時期は食べてもかなり酸っぱく、収穫して酸を抜くか、完熟するまでそのままにしておくと、翌年の夏頃に食べごろになるので”夏みかん”なのですね。柑橘類ではありませんが、「上総の農家」の”キンカン(金柑)”もかなり色づき始めています(写真:下)。これからが旬ですね。”キンカン”といえば”キンカンのど飴”でも知られるように、”咳”や”のどの痛み”の薬としてもよく知られていますね。”砂糖”や”ハチミツ”漬けなどでもおいしいでしょうが、私は爽やかな酸味がある生の”キンカン”が好きです。
27日の朝、”
霧
”がかかりました。電車の運行にも支障が出るほど、北総地域はかなり”深い霧”でしたが、「房総のむら」に着いた時には、”霧”はかなり晴れていました。うっすらと”霧”がかかった「商家の町並み」(写真:上)「総屋」と「管理棟」(写真:下左)、それに「畑」(写真:下右)の様子です。
「上総の農家」の「炭窯」に火が入りました。”大窯”を使った”炭焼き”の実演です。「炭窯」に火を入れると、早速”煙”が出始めましたが、はじめは焚きつけの”薪”が燃えたもので煙もそんなに多くはありませんでしたが、時間が経つとかなり”煙”も出てきました。この日は、3時間ほど燃焼したあと窯の焚口に蓋して”火止め”をしました。
「炭窯」がある”雑木林”の中に”陽射し”が差し込み、「炭窯」からでた”煙”にあたり、”
光芒
”が見られました。前日の”霧”でもこの”光芒”を期待したのですが、”霧”はあっという間に晴れてしまって見られませんでしたが、「炭窯」の」”煙”で”光芒”を見ることができました。
翌日には”窯の焚口”を完全に閉じ(写真:左)、”煙突”も外し粘土で”穴”を塞いで(写真:右)”窯止め”をしました。この状態で数週間そのままにしておくと”炭”の完成です。今回焼いた”炭”の取り出しは年明けの予定です。
”白い湯気”を出しているのは、「おまつり広場」の「茶店」の店先の”鉄瓶”です。この白い湯気が上がっていると、温かさを感じます。少し寒くはなってきましたが、”モミジ”も少し色づき始め、これから見頃を迎える「茶店」で温かいお茶とお菓子はいかがですか。
「商家の町並み」「小間物の店」での「佐久間さち子」さんの”
組紐
(くみひも)”の実演です。この日は、”高台(たかだい)”で”平織り”の”常組(つねぐみ)”を組んでいました。「佐久間」さんと”組紐”について話をしていて、”組紐”というと”和装小物”などで女性が使う用途が多いと思っていたのですが、時代を遡るとそれだけではなく”甲冑”の”小札(こざね)”を繋ぐ”威し紐(おどしひも)”、”刀”の”柄巻(つかまき)”や”下緒(さげお)”など、”戦(いくさ)”の時に男性が身に着けたものにも使われていることを教えられました。改めて、今回の企画展でも展示している「茶金糸威縫延二枚胴具足(ちゃきんいとおどしぬいのべにまいどうぐそく)」を見ても、一つ一つの”小札”を繋いでいる”組紐”を確認できます。もし、この”紐”が切れたら”甲冑”はバラバラになってしまいます。”刀”の”柄巻”が緩んでは、切り合いもできません。丈夫な”組紐”ならではの用途ですね。そして、それだけではなく、見た目も美しい”組紐”ですから、男性中心の武家社会において”武器”・”武具”などの飾りとしても重要な役目があり、”美的センス”や”伊達ぶり”を現す”男のアイテム”でもあったようです。
「風土記の丘」
の「拓本教室」です。”
拓本
”には、皆さんも経験があると思いますが、コインの上に紙を置いて鉛筆など固形の墨で擦って模様を写し取る”乾拓”と、紙を濡らして器物に密着させ乾く前に墨を付けて”拓影”を採る”湿拓”があります。「風土記の丘」では”湿拓”の体験です。凹凸のある石碑、土器、瓦、青銅器などに水で”紙(画仙紙)”を密着させ、その上から”墨の付いたタンポ”で叩いて、紙に凸部を転写します。”唐”の時代から行われてきた”転写方法”ですが、昔の人は書道の手本にするために石碑の文字を写し採ることが多かったようです。”考古学”では、写真技術が発達した現在でもこの手法で紋様を写し採ります。それは、紋様や文字などを、手軽に、白と黒ではっきりと、正確に写し採ることができるからです。しかし、綺麗に”拓本”を採るためには、少し”コツ”が必要です。まずは、凹凸がある器物に水で濡らした紙を密着させるためには、空気を抜かなければなりませんが、何度もやっていると紙が”毛羽立ち”、場合によっては紙が破れてしまうこともあります。また、濡れた紙の乾き具合を見ながら凸部に”タンポ”で墨を付けていきますが、はじめから墨を濃くつけると”斑模様”になりがちですの要注意です。また、細かい模様を写し採る場合には、小さな”タンポ”を使うといいですよ。体験者の中には、ご自分で採った”拓本”を”裏打ち”して展覧会に出品した作品を見せてくれた方もいらっしゃいました。昔ながらの手法ですが、芸術作品にもなります。
「”庭木”の手入れ」です。まずは、松の手入れです。指導の「
宮﨑 弘
」の話では、「松の手入れで重要なことは、バランスを整えるために春に行う”
緑摘み
”とも呼ばれる芽摘みと、樹形を整えるのにこの時期に行う”
もみあげ
(揉み上げ)”」だそうです。”もみあげ”とは、長い棘のようなに形の”松葉”のうち、基に近い部分の”古い松葉”を手で”むしる”ことだそうです。また、剪定もして、”松葉”に陽の光がまんべんなく当たるようにすることが重要だとか。また、「武家屋敷」の「梅の木」の剪定も行なわれました。この時期の”梅の木”の剪定は、来年の”花つき”や”実つき”をよくするのに重要な作業のようです。
「房総のむら」の中では、”紅葉”が一番進んでいる「堀割」の”モミジ”です(写真:上)。右の木が一番早く色づき始めた木ですが、全体がほぼ真っ赤になっています(写真:下右)。左側の”モミジ”もかなり色づいてきています(写真:下左)。黄色とオレンジ色の”グラデーション”もきれいです。多くの方が、この”紅葉”を背景に写真を撮っています。
今年は、”台風24号”のもたらした”塩害”で多くの木で葉が色づく前に枯れてしまいました。特に「旧学習院初等科正堂」周辺の”イチョウ(公孫樹)”や高木の”ケヤキ(欅)”や”ユリノキ(百合の木)”などでは、既に葉はほとんどなくなっている木もあります。しかし、林の中などで被害の少なかった雑木の葉がかなり色づき始めています。「武家屋敷」と「風土記の丘資料館」の間の”雑木林”も全体に黄色く色づいています(写真:中)。「旧御子神家住宅」の庭は、”イチョウ(公孫樹)”の葉で黄色い”絨毯”が敷かれたようです(写真:下左)。
「風土記の丘」の”印旛沼の見える遊歩道”の駐車場の”ドウダンツツジ(灯台躑躅)”も燃えるな赤に色づいています(写真:下右)。
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