七十二候は、「牡丹華(ぼたんはなさく)」です。「武家屋敷」の”ボタン”の大きな花が”暦どおり”に咲きましたが、あっという間に終わってしまいました。隣の”シャクヤク”も花が咲きそうです。「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花」といわれますが、”シャクヤクは華麗さ”、”ボタンは清楚なさま”、”ユリは美しさ”を表現しているのだそうです。
「上総の農家」の”お茶の葉”です。まだ濃い緑ではない淡緑色の”新芽”が随分伸びてきて、”茶摘み”を待つばかりです。5月2日は「立春」(2月4日)から数えて88日目で、いわゆる”八十八夜”です。”♪夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る、あれに見えるは茶摘みじゃないか、、、♪”ということで、「上総の農家」では4月30日と5月2日に”茶摘み”の体験ができます。”八十八夜”を過ぎると、数日で二十四節気は「立夏」(5月5日)となります。暦の上では、もう夏が来るのです。もう”セミ”も鳴き始めています。
「上総の農家」の続きです。庭にある”ホオノキ”の花です。高いところに花が付くので見落としがちで、しかも、きれいに咲いている期間も短く、なかなか撮れませんでした。”葉”もかなり大きくなってきています。これなら料理などにも使えそうですね。
”フタリシズカ”です。こちらも館内の林の中にたくさん見られます。しかし、”フタリシズカ”とはいっても、花は2本とは限らず、1本のものもあり、3本、4本とまちまちです。「房総のむら」では見られませんが、”ヒトリシズカ”が名前の通り花が1本なのに対し、”フタリシズカ”は多様です。
”ギンラン”に続いて、似たような白い花”ササバギンラン”も咲き出しています(写真:上左)。”カントウマムシグサ”の”頭”の部分です(写真:上右)。”肋骨”のように葉が開いた”ナルコユリ”も咲き始めました(写真:中左)。「風土記の丘 旧御子神家住宅」の”ベニバナニシキウツギ”です(写真:中右)。同じ「旧御子神家住宅」の”キリ”の花です(写真:下左)。館内には、北総の景観を代表する松もたくさんありますが、今が花の時期です。”アカマツ”の花です(写真:下右)。
「商家の町並み」の「堀割」近くでは”ヤナギ”の葉も長くなり、”コテマリ”も咲いています(写真:上左)。その奥の「藤棚」では、少しピンク色を帯びた”フジ”の花も伸びてきました(写真:上右)。さらに進んで、「風土記の丘資料館」に向かう途中の雑木林も淡い緑色の葉で被われ、”木漏れ日”に光り輝いています(写真:中左)。「風土記の丘資料館」に行く手前の連絡通路の”ツツジ”も咲いています(写真:中右)。その「風土記の丘エリア」の「旧御子神家住宅」と”ヤマツツジ”です(写真:下左)。最後は、「下総の農家」の”アヤメ”です(写真:下右)。
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