七十二候は、「虹始見(にじはじめてあらわる)」です。春も深まり空気が潤ってきて、きれいな”虹”が見られる季節になってきたということのようです。都合よく”虹”は見られませんでしたので、畑から見た「上総の農家」です。”麦の穂”の緑が鮮やかです。最近は、”春の嵐”か強風の日が多く撮影にも苦労していますが、今回も「房総のむら」の春の花を中心に紹介します。
「風土記の丘資料館」で開催しているトピックス展「学校と博物館」の展示です。「房総のむら」は、昭和51年に開館した「房総風土記の丘」と昭和61年に開館した「房総のむら」が平成16年に統合して、現在の「房総のむら」になっています。「房総のむら」では、二つの博物館時代から学校との関りを重視した博物館活動を行ってきました。その結果、年間に小中学校・特別支援学校など約400校、約3万人の児童生徒さんに、学校団体の校外活動などで利用していただいております。展示では、「房総のむら」と学校のかかわり、最近の学校連携事業なども紹介しております。今後も、「房総のむら」は子どもさんの学習の支援ができるよう、施設の整備や体験学習の充実に努めていきたいと考えております。この機会に「学校と博物館」の展示をご覧ください。
”ソメイヨシノ”とほぼ同じ頃に咲いたのが、「上総の農家」の”ナシ”です。”葉”が開き始めると同時に、純白の5枚の”花びら”も開きました。真っ白な花弁に対して、濃い色の雄しべの先端(葯(やく))の目立ちます。
同じく「上総の農家」の”カリン”です。”カリン”は、”ナシ”より遅れて咲き出しましたが、受粉したようで花の中央部が膨らんできました。
「房総のむら」の春の山野草です。まずは、”キンラン””ギンラン”の登場です。ここ数日で、”キンラン”が急に増えました(写真:左)。雑木林の緑の草の中に、黄色の花が遠くからでもわかります。”ギンラン”も少ないのですが、咲いています(写真:右)。
「風土記の丘」「水生植物園」の”ミツガシワ”です(写真:上左)。小さな”チゴユリ”が、強い風に振り回されていました(写真:上右)。”ホウチャクソウ”も、雑木林のあちこちで見ることができます(写真:中左)。細い葉の”ホウチャクソウ”の近くに、葉が少し丸みを帯びた”アマドコロ”も咲いていました(写真:中右)。「上総の農家」の庭の”エビネ”(写真:下左)と”サギゴケ”(写真:下右)も咲き出しています。
「上総の農家」の”ムベ”も花が咲いています(写真:上左)。「堀割」の”アセビ”の白い花です(写真:上右)。同じ「堀割」の八重の濃い黄色の”ヤマブキ”です(写真:下左)。「武家屋敷」近くの園路沿いの”シロヤマブキ”も咲く始めました(写真:下右)。
「おまつり広場」の「茶店」周辺の”ミツバツツジ”は、透明感のある薄紫色の花が咲いています(写真:上左)。「風土記の丘」や「旧学習院初等科正堂」の園路など、館内各所でも色とりどりの”ツツジ”が咲き始めています(写真:上右、下)。
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