2017年10月13日金曜日

寒露(二十四節気)菊花開(七十二候)10月13日~17日 コンサート終わる

 七十二候は「菊花開」(きくのはなひらく)、菊の花が咲きだす頃です。「房総のむら」では、「野菊」は咲き始めましたが、「農家」の畑や庭先の菊はまだ咲いていません。でも、つぼみも膨らんできており、月末の「江戸の花卉 菊」の展示の頃には開いていると思います。
 「武家屋敷」の「茶室」は、「野点」の体験です。畳の茶室ではなく、野外でのお茶の体験です。野点傘の柄につけられた「花筒」に掛けられた「短冊」の書は「清風万里秋」、お花は「ホトトギス」。秋の花を愛でながら、「清々しい風が吹き渡って、いたるところで秋の気配がする」という書と同じ気配のなかでのお茶の体験です。部屋の中で畳に座っての「お点前」より、気軽にお茶を楽しむことができます。「野点」は、イベント開催時などにも開いていますので、お立ち寄りください。
 「安房の農家」の前の畑では、「さつまいも掘り」体験です。このご家族も、多くの体験者と同じように、「上総の農家」の「枝豆(大豆)の収穫」で「豆の木」から豆をもぎ取った後の「さつまいも掘り」です。「さつまいも」の「つる」が刈り取られた畑で、2株分の「さつまいも」を自分で探します。収穫にご満足いただけたようです。新鮮な「枝豆」と「さつまいも」をご賞味ください。 
「左官の技」の体験です。「こて板」にのった藁を混ぜてよく捏ねた土を、「こて」で垂直の壁に塗る体験です。また、プロの「左官」さんに、土壁の土台となる竹を使った「木舞(こまい)」の組み方も教えていただいています。こんな体験、ほかでできますか?14日・15日も体験ができます。是非、「左官の技」「壁塗り」を体験してみてはいかがですか。 

 こちらは「風土記の丘」の「埴輪作り」です。1回では完成できません。1回目は形を作り、文様をつけるところまでで、形ができたら、乾燥させて、12月に焼成(野焼き)して完成させます。古墳に並べられた大きさの埴輪は作れませんので、ミニチュアサイズになります。まだ、土台の部分を作っているところでしたが、娘さんとお父さんで相談しながらの「埴輪作り」です。
 「重要文化財 旧学習院初等科正堂」では先週の「ソプラノコンサート」に続き、今週もイベントを行いました。
まず、8日は考古学講座「古墳の楽しみ方」です。「古墳にコーフン協会」の会長でもある古墳シンガー「まりこふん」さんと、伊藤理事長さんのトークでは、お二人ともかなりの専門知識はお持ちですが、専門用語は使わないで、古墳に興味を持ってもらえるようにと、わかりやすく全国の古墳や、房総のむらの「龍角寺古墳群・岩屋古墳」の話もしていました。その後、「まりこふん ライブ」となったわけですが、「岩屋古墳」を見た後だけに、“コーフン”冷めやらず、ライブも“暴走(房総)”気味になったとのことでした。 
 9日は、毎年恒例になっています「歴史の里の音楽会」の公演です。今年も「千葉交響楽団」の皆様にご出演いただき、「弦楽四重奏」の演奏を楽しんでいただきました。白い雲が浮かんだ真っ青な秋の青い空の下、前に緑の芝生広場が広がる場所に建つ「旧学習院初等科正堂」は、左右対称で、白い壁に、ブルーの柱、そして屋根は黒のスレート葺きです。そんな西洋建築のデザインを取り入れながらも我が国の伝統的木造建築の講堂で、世界の名曲や秋をテーマとした楽曲などを中心に演奏していただきました。音響がよい「旧学習院初等科正堂」ならでは、「歴史の里の音楽会」となりました。


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