咲き終わったユリには、朔(さく)ができていました(写真下:朔に止まっているのは「ノシメトンボ」で、羽根の先端が茶色ぽいのが特徴です)。
一つの朔になかには数百個の鱗のような種子が入っていますので、運良く生長すると、朔が割れて種がこぼれ、2年後に発芽ということになります。
が、それが咲くようになるまでには、まだ数年かかります。
従って、花が終わったからといって、山の草刈りなどで未生育の朔も刈り取ってしまうと、ヤマユリは増えずに減る一方ということになります。
景観を維持しながら自然を残していく作業は大変です(フ)。
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