七十二候は「天地始粛(てんちはじめてさむし)」です。ようやく暑さが鎮まる頃ということでしょうが、まだまだ暑い日もあるということでもあるのでしょう。暑いです。房総のむらでは、「お正月のお飾り」に使うわらの準備中です。「ヤマトニシキ」という背の高い品種の稲を、稲穂が出る前の青い状態で刈り取り、強い日光で一気に天日干しします。湿気がなく、高温になり、よく乾燥する駐車場が最適だとか。太陽の強い日差しの下で、稲の根本近くのハカマと呼ばれる不揃いの部分をすぐり(取り除き)ながら、丁寧に並べて乾燥させます。薄緑の長い絨毯が敷かれたようです。「正月飾り作りの体験」をお楽しみに。
房総のむらには、いろいろ出ます。先日は「狐」(キツネノカミソリ)が出ましたが、今回は「卵」が出ました。「タマゴタケ」というキノコです。見つけたときは、白いツボが割れて赤いカサの部分が少し見える程度でした。写真は、その3時間後の写真です。卵の白い殻の中に、赤橙色の卵が入っているように見えます。色は赤橙色ですが、燻製卵のように少し光沢があります。赤っぽい鮮やかな色なので、毒々しく感じるかもしれませんが、食用になるようです。
そして、次の日の午前9時のキノコのようすがこの写真です。前日は、白いツボが2か所しかわかりませんでしたが、6つのカサが開いていました。一番大きなカサのものが前日の「卵」の写真の個体です。カサは、開くにつれ黄色を帯びるようです。
次に出たのは、「イノシシ」です。今のところ、52haの房総のむらの館内では目撃されておりませんが、近くに出没したということで、キノコや山野草などを見ながら園内を歩いている方が、急に「イノシシ」に遭遇しては驚きますので、栄町さんが注意喚起ののぼりを立てました。
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