商家の町並み 木工所前では、左官職人である林勝雄 先生を招いて、「左官の技」が開催されました。林先生は、左官 一級技能士で、重要文化財をはじめ、数々の文化財を手掛けてきました。
木工所の中や店先の通りにを作った壁に、壁土を塗ってゆきます。
土は、壁土という粘りのある土に、ツタと呼ばれるワラを細かくしたものを混ぜ、7年くらい寝かせたものを使います。時折ワラを加えながら、なじませてあります。また、壁割れを防ぐために砂も混ざっています。水分を調節して、よく混ぜ合わせます。受け台の上で、左官ゴテで土をこねます。コテで持ち上げて、受け台に落とす。これを数回続けて、壁土に粘りとつやを出します。
準備ができたら、下から上へ壁土を塗ってゆきます。コテに土がついたり、落ちてしまったり。悪戦苦闘しながら、それぞれ壁土を塗ってゆきます。
平らに、表面を美しく! 実際に、やってみると、それが長い道のりであることを思い知らされます。(ひ)
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