2020年11月8日日曜日

千葉のまつり「オダチ」

 大木戸前のよしず小屋では、栄町の「オダチ」を紹介しています。

  

オダチは杉や松などを素材として作られた太刀です。安食木塚地区にある厳島神社に祀られている阿夫利神社の夏祭りの中心行事として、男子がオダチを担いで集落を巡行し、地域の安全や五穀豊穣、厄払いを祈願します。

 大山阿夫利神社の「納め太刀」の風習が残ったものだと考えられ、昭和40年代までは栄町の他の集落でも行われていましたが、今は木塚地区にのみ残る夏の風物です。

 オダチの巡行は午後2時頃から始まり、オダチを担いで集落をもみ歩き、家々を回りながら午後9時頃まで続きます。

 今回は酒直南部地区で使用されていたオダチを展示しました。長さが約3.3m、幅が約20㎝もある大きな太刀です。(さ)



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