10月31日のブログで「白間津のオオマチ」についてご紹介しましたが、総合案内所総屋に展示していた「日天(にってん)・月天(がってん)を背負った仲立」から「ササラ踊りの少女と唄うたい」の衣裳へと展示替を行いました(11月5日から23日まで)。
このまつりの見どころの1つでもある「ササラ踊り」は、仲立(なかだち)・踊り手(小学6年生以下の少女)・唄うたいで構成されています。仲立と呼ばれる少年2人を中心に、踊り手の少女たちが輪となり踊りを奉納します。
総合案内所総屋 展示風景 「ササラ踊りの少女と唄うたい」の衣裳 |
踊り手の少女たちは、そろいの浴衣に色鮮やかな花笠をかぶり、ササラや扇、綾棒(あやぼう=機織りのあやを意味する)を持ち、あどけない幼子も一緒に踊ります。また、唄うたいは、紋付の羽織に帽子をかぶり、法螺貝を合図に踊りをまとめます。
ササラ踊りは、全部で12曲あり、豊作を願う唄や美濃、伊勢などの地名が歌詞の中に見られることから、上方文化の影響を受けたともいわれる可憐な踊りです。(み)
※ササラ
白間津のササラ踊りは「すりざさら」と呼ばれる楽器を使います。ススダケの先を28本に割って、樫の木を36の山形に刻んだ棒と擦りあわせて音を出します。ササラがかなでる音は、秋の稲穂が擦れあう音を意味するといわれています。
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