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より高度な技が光る~彫刻刀または篆刻刀~
9月8日(日)15日(日)23日(日)の3日間、商家町並み鍛冶屋において「彫刻刀または篆刻刀」の製作体験を行いました。彫刻刀の体験では版木刀か平刀のどちらか選べます。篆刻刀の体験は、印鑑の材料に文字を彫るための鉄筆(てっぴつ)を作ります。この体験は「刃物」を作りますので、18歳以上の大人が対象となる体験です。
指導者の先生は、北島和夫さんです。製品を作る場合に、すべてを叩き出して作る「総火作り」ができ、千葉県でも指定伝統的工芸品製作者に指定されている職人さんです。普段は下総鋏、ラシャ切り鋏などの刃物を作っています。
作り方は最初に鉄を火の中に入れて温め、先端を打ちます。鉄の部材の先端を「刃」にするため細くするものです。次に鉄の部材を、細くすると先端は横に広がるので、「刃」の裏表と両横をヤスリで削ります。そして、炭の温度を見ながら鉄を堅くする焼き入れを行います。最後は荒い砥石と仕上げの砥石を使い、「刃」に曇りがないよう研ぎ出します。
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焼き入れ |
体験に来た方は、夏に親子鍛冶屋教室で文鎮を作りました。息子さんも興味深く完成した篆刻刀を眺めていました。
彫刻刀、篆刻刀の鋭い「刃」を、伝統工芸品を作る職人さんと一緒に作る体験をしてみてはいかがでしょうか!!!(い)
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