「バッチ笠」とは、安房地域で作られていたハチクの皮を使った雨用の笠です。
下総の農家では似たような名前の「ボッチ笠作り」が実演・体験で行われますが、こちらは下総地域で作られていたイグサを編み込んだ笠のことです。
名前は似ていますが、「バッチ笠」は雨が当たるとバチバチと音がすることからバッチ笠と呼ばれ、「ボッチ笠」は笠の頭頂部分に突起(下総地域では「ぼっち」と呼ばれます)があることからボッチ笠と呼ばれています。
バッチ笠は竹で作られた骨組みにハチクの皮をあて、表裏から竹ひごで皮を挟み、木綿糸を渦巻き状に縫って作ります。
きっちりと竹ひごを抑えながら糸で縫い付けていく・・・と思いきや、雨天で手元が暗いこともあり職員は針に糸を通すことに苦戦していました。年齢だけは一番若い私が微力ながら糸を通す手伝いをし、縫い付ける作業へと移りました。
本日の実演では竹ひごを2周ほど縫い付けるところまで。
明日も続きが行われますので、ぜひご見学ください。(は)
バッチ笠素敵です!雨音が名前の由来なんですね。ボッチ笠との違いも分かりました。笠作りをしていらっしゃる職員さんも衣装がよく似合っていて、可愛らしいです!
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