樽は蓋で閉じる容器、桶は蓋が閉じられていない容器の違いがあります。材料である板材は一枚として同じものはなく、ふぞろいの板材の比率をそろえて、まとめると教えて頂きました。
本日は房総のむらで使っている樽・桶の修理を実演してもらいました。
竹でタガを編む(左)とタガをしめる(右)様子 |
まずは樽・桶の形状に合わせて、4~5mほどの竹でタガを編みます。写真ではほぼ編み上がる段階ですが、それまではリズミカルに上半身を使い手元で輪を作り、手際よく竹ひごを編んでいました。編み上がったら道具を使いタガを桶に嵌めていきます。
余分なタガを切る(左)とそのとき使用する道具(右) |
桶の修理完成(左)と先生が小さい竹タガの輪をつけている様子(右) |
最後は、タガの嵌り具合を確認して完成します。一番大変そうだったのは、タガを嵌める際に両手でタガを力一杯引っ張る作業でした。サイズが合わなければ、タガをある程度まで分解してまた編み直し、引っ張ることを繰り返していました。
先生の胸元で手ぬぐいをまとめているのは、小さい竹タガの輪になります。小さい竹タガの輪は、実演の合間に先生から直接編み方を教えてもらいストラップにすることができます。この日も見学していた3人の方が実際に作成し持ち帰りました。非常に貴重な体験ができたと喜んでもらいました!!!
次回の「樽作り」実演は9月22日(日)と1・2・3月に行います。また、竹のタガのキーホルダー作りの体験も行っています。ぜひお越しください。詳しくは房総のむらホームページで日程をご確認ください。(い)
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