2016年7月13日水曜日

チガヤ刈りと後始末

 今日は、チガヤ(イネ科の植物。雨具としてのミノを作る材料)の芯を取り除く作業を行っています。チガヤは昨日印旛沼の近くで採取して、水を張った大きなバケツに保管しておいたもので、芯取りは葉の中央にある太い葉脈を釘に当てて取り除く作業です。時が経つと、葉が丸まってしまい、この作業ができなくなるので、時間との勝負です。

昨日は、暑かったのですが、時折、水田の稲を揺らすように吹いてくる風が何とも心地よかったです。
昨日の採取には東京で歌舞伎などの道具類を制作している藤浪小道具()のスタッフも同行しましたので、今日はやはり芯取り作業を行っていることでしょう 。

 それにしても、チガヤは庭などに繁殖してしまうと除去するには、地下で繋がっている根を掘り起こして、丁寧に取りさる方法しかないようです。
房総のむらでは有用な植物ですが、一般的にはやっかいな植物ですね。(フ)


 
上の写真は、刈り取ってきたチガヤの長さをそろえたりする調整作業
中央の写真は、芯を取っている作業
下の写真は、芯取り作業後(右側の葉は時の経過で丸まっています)

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