2015年10月10日土曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館を出発し上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、武家屋敷から竪穴住居跡を巡って資料館へ戻りました。
 朝方まで強風が吹き荒れていましたが、急速に回復し観察日和となりました。

●資料館連絡通路や呉服店の畑などで、草木染めの原料となるコブナグサの穂が出始めています。呉服店の畑では、早くも刈り取りが行われていました。穂の出たてを使うのが一番発色がいいそうです。
●今年はセンボンヤリのツボミが園路の脇で沢山観察できます。このツボミは、閉じたまま受粉し種をつくります。
●今年はセンブリが元気で、竪穴住居前や竹林の坂周辺でツボミが沢山観察できます。これから花が咲くのが楽しみです。
●稲刈り後の上総の農家の田んぼでは、チョウジタデ、トキンソウ、アゼトウガラシ、ボントクタデ、ミズワラビ、ミゾソバなどが見られます。
●上総の農家の畑では、トキンソウに似たゴウシュウアリタソウが生えていました。
●コブナグサをはじめとした秋に花咲くイネ科の植物(ネズミノオ、ヌカキビ、アシボソ、スズメノヒエなど)をじっくりと観察しました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。10月2日(金)の観察に基づいています。  (風)

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