8月27日(金)、文書の整理をしました。明治時代の個人的な手紙や株式会社からの通知など、さまざまなものがあります。
手を清潔に保つ!汗をたらさない!腕時計などは外す!これらのことに気を付けます。
資料の取り扱いでは白い手袋を着けるイメージがありますが、実は紙の資料に触るときには着けません。繊維どうしが引っかかって資料を傷つけてしまう恐れがあるからです。そのため、素手で紙を開いていきます。
(破かないようみんな慎重です…)
今回扱った資料は約100年ぶりに開封されたそうです。このような場面に立ち会えるのは非常に貴重な経験で、ドキドキしながら資料に向き合いました。
江戸時代の文字の書き方は御家流(将軍家の流派)で統一していたけれど、明治時代以降では個人の自由な書き方が用いられるようになったことなど、新しい学びがいっぱいです。
(資料を解読している様子)
資料を読むときは、「いつ」「だれが」「だれに」「どのような用件」で送ったのかを中心に読み込んでいきます。内容から、その資料が個人的な手紙なのか、会社からの通知なのかを分類し、わかりやすい名前をつけて目録にしました。
一見むずかしそうで、読むのをあきらめてしまうような文書でも、読んでみたら驚くような発見があるかもしれません。文書の展示を見かけたときには、立ち止まって読んでみてはいかがでしょうか。
(この記事は実習の一環として博物館実習生が作成しました。)
0 件のコメント:
コメントを投稿