「冬至」の七十二候次候は「麋角解(さわしかつのおつる)」で、鹿の角が抜け落ちる頃とのこと。「房総のむら」の寒い朝の様子です。「サザンカ」も霜だらけ、輪郭が”真っ白”です。背景の調整池にも薄氷が張りました。
「商家の町並み」の「天水桶」にも”薄氷”です。「農家」「農村歌舞伎舞台」のまわりや芝生も”真っ白”になりました。こうなると、”霜柱”は踏んでも”サクサク”と氷が倒れるのではなく、”ザクザク”はしますがほとんど沈みませんでした。
22日は「冬至」でした。「上総の農家」では、君津市の事例をもとに、「かぼちゃ」と「ゆず味噌」が添えられた食事を再現しました。「冬至」に「かぼちゃ」と「ゆず」は付き物ですね。皆さんのご家庭でも食べましたか。
「下総の農家」の「冬至」の展示です。こちらは、「房総のむら」の地元栄町の事例の再現で「かぼちゃ」と「ゆずの砂糖漬け」です。後ろの「お風呂」には、「ゆず」が入れられています。「ゆず湯」には入りましたか?ほのかな香りが漂い、体もあったまりますね。
「房総のむら」今年最後の開館日の24日に、「旧学習院初等科正堂」で「千葉県立成田国際高校 吹奏楽部」の皆さんによる「クリスマスコンサート」を開催しました。「千葉県立成田国際高校 吹奏楽部」は、評価も高く各種大会でいつも上位入賞の常連校です。お忙しい中を出演していただきました。
コンサートでは、「アナと雪の女王」や「ディズニー」「ジブリ」などのお馴染みの曲をはじめ、クリスマスにちなんだ曲などを演奏いただきました。”音の響きのいい”「旧学習院初等科正堂」内に、すてきな演奏が流れていました。コンサートでは、曲に合わせてクリスマスの雰囲気も盛り上げていただきました。”生徒さんたちからのプレゼント”があったり、指導の先生も”トナカイ”に変身しての指揮をしていただきました。本当に楽しい「クリスマスコンサート」になりました。「”成国”吹奏楽部」の皆さん、ありがとうございました。
「房総のむら」の各所で”正月の準備”が進んでいます。「大木戸」にも「門松」を飾ります。「商家の町並み」でも準備が始まりました。「町並み」では、「佐原の町並み」の「門松」を再現します。「上総の農家」「下総の農家」「武家屋敷」「茶室」などでも着々と準備が進んでいます。
「上総の農家」では、”お供え用の餅つき”です。「房総のむら」で収穫した”もち米”「マンゲツモチ」を「かまど」にのせた「せいろ」で蒸かし、「臼(うす)」と「杵(きね)」で搗(つ)きます。”ペッタン ペッタン”、いい音です。あっという間に、搗きあがりました。搗きあがった餅を、お供え用のサイズにきれいに丸めます。
「下総の農家」でも、”お供え用の餅”の準備です。丸めた餅の表面が”ツルツル”になるように、餅を引っ張って裏(下)になる方に押し込むようにしながら形を整えます。とてもきれいにできました。まだやわらかいので、固まるまでこのままにしておきます。
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