2017年12月25日月曜日

冬至(二十四節気)麋角解(七十二候)12月26日~30日 真っ白な朝 冬至、クリスマス、正月準備

 「冬至」の七十二候次候は「麋角解(さわしかつのおつる)」で、鹿の角が抜け落ちる頃とのこと。「房総のむら」の寒い朝の様子です。「サザンカ」も霜だらけ、輪郭が”真っ白”です。背景の調整池にも薄氷が張りました。 
「商家の町並み」の「天水桶」にも”薄氷”です。「農家」「農村歌舞伎舞台」のまわりや芝生も”真っ白”になりました。こうなると、”霜柱”は踏んでも”サクサク”と氷が倒れるのではなく、”ザクザク”はしますがほとんど沈みませんでした。 
 「房総のむら」の「江戸野菜」です。この時期にもたくさん栽培していますが、”寒そう”です。
 「下総の農家」の「江戸野菜」です。「大根」や「かぶ」は、葉の先端が”真っ白”です。”葉物”の表面には、”氷の結晶”です。自然が作ったアート作品です。
 22日は「冬至」でした。「上総の農家」では、君津市の事例をもとに、「かぼちゃ」と「ゆず味噌」が添えられた食事を再現しました。「冬至」に「かぼちゃ」と「ゆず」は付き物ですね。皆さんのご家庭でも食べましたか。 
 「下総の農家」の「冬至」の展示です。こちらは、「房総のむら」の地元栄町の事例の再現で「かぼちゃ」と「ゆずの砂糖漬け」です。後ろの「お風呂」には、「ゆず」が入れられています。「ゆず湯」には入りましたか?ほのかな香りが漂い、体もあったまりますね。
 「房総のむら」今年最後の開館日の24日に、「旧学習院初等科正堂」で「千葉県立成田国際高校 吹奏楽部」の皆さんによる「クリスマスコンサート」を開催しました。「千葉県立成田国際高校 吹奏楽部」は、評価も高く各種大会でいつも上位入賞の常連校です。お忙しい中を出演していただきました。 
 コンサートでは、「アナと雪の女王」や「ディズニー」「ジブリ」などのお馴染みの曲をはじめ、クリスマスにちなんだ曲などを演奏いただきました。”音の響きのいい”「旧学習院初等科正堂」内に、すてきな演奏が流れていました。コンサートでは、曲に合わせてクリスマスの雰囲気も盛り上げていただきました。”生徒さんたちからのプレゼント”があったり、指導の先生も”トナカイ”に変身しての指揮をしていただきました。本当に楽しい「クリスマスコンサート」になりました。「”成国”吹奏楽部」の皆さん、ありがとうございました。 
 「房総のむら」の各所で”正月の準備”が進んでいます。「大木戸」にも「門松」を飾ります。「商家の町並み」でも準備が始まりました。「町並み」では、「佐原の町並み」の「門松」を再現します。「上総の農家」「下総の農家」「武家屋敷」「茶室」などでも着々と準備が進んでいます。


「上総の農家」では、”お供え用の餅つき”です。「房総のむら」で収穫した”もち米”「マンゲツモチ」を「かまど」にのせた「せいろ」で蒸かし、「臼(うす)」と「杵(きね)」で搗(つ)きます。”ペッタン ペッタン”、いい音です。あっという間に、搗きあがりました。搗きあがった餅を、お供え用のサイズにきれいに丸めます。
  「下総の農家」でも、”お供え用の餅”の準備です。丸めた餅の表面が”ツルツル”になるように、餅を引っ張って裏(下)になる方に押し込むようにしながら形を整えます。とてもきれいにできました。まだやわらかいので、固まるまでこのままにしておきます。
 「商家の町並み」「小間物の店」の「亀の飾り結び」です。通常の「飾り結び」は、”花びら”の形ですが、この時期はお正月らしく、”金”や”銀”の紐でお目出度い”亀”の形にしました。お正月の飾りにも使えそうですね。
 「商家の町並み」「菓子の店」の「べっこう飴」作りの体験です。”砂糖”を煮溶かして作る「飴」の歴史は古く、400年前の”南蛮菓子”から始まります。”砂糖”と”水飴”に水を加えて煮詰め、型に流したり、水に浮かべた容器に入れます。飴が冷めたら、型を外し、容器に入れた分は割って食べやすい大きさにします。昔からの素朴な砂糖菓子です。是非、ご自分で作ってみてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿