当館による平成7~9年の調査では県内180か所に及ぶ地区での災い除け行事が確認できました。この中から幾つかを当館で作り、展示しているものです。
災い除けは、村への入り口などにわらで作った大きな蛇やわらじなどを置いたり、綱を吊ったりすることで、村や家などに災いが入ってこないようにとの願いが込められており、「辻切り」とか「道切り」と言われています。
入ってこようとする「災い」は、長さ数メートルもの蛇に睨まれたり、2メートル近くものある大きなわらじを履く巨人が村のなかに住んでいると思い、怖がって逃げていくのでしょうね。(フ)
写真上は八千代市上高野の辻切り、下は南房総市和田町仁我浦橋の下の綱つり
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