2015年12月5日土曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館を出発し上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家・畑を巡り、武家屋敷を経由して資料館に戻りました。

●復元竪穴住居の近くで、トウネズミモチの木にからまって見事なサネカズラの果実が鈴なりに実っていました。サネカズラは蔓性の「木」に分類されています。
●アカマンマの紅葉が綺麗です。
●ヨモギの葉に虫こぶが付いているのが観察出来ました。「ヨモギハシロケタマフシ」と呼ばれる虫こぶです。この名前は『ヨモギの葉に付く白い毛の付いた玉のように丸い虫こぶ(フシ)』と言う意味を表したものです。このように虫こぶの名前は、虫こぶの形状をそのまま文字で表すことで統一されています。
※「虫こぶ」とは、アブラムシやハチなどの昆虫やその他の小動物の寄生によって刺激され、葉・茎・根などの組織が異常に発達し、こぶ状や特殊な形状になったものです。
●冬越しの葉のロゼット状のものが、一段と目立つようになりました。ヒメジョオン、キュウリグサ、タネツケバナ、マツヨイグサなどです。
●上総の農家の畑のコミカンソウの果実が真っ赤に色づいています。
●武家屋敷に個性的な形のゴダマゴケがありました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月27日(金)の観察に基づいています。  (風)

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