2024年6月20日木曜日

竹タガの職員向け研修会を行いました

  房総のむらでは、天水桶や手桶などに竹タガが使われていますが、水漏れなどが起きているものもあります。桶は、木の板が竹タガと呼ばれる竹で編んだ輪によって強く締め付けられて、形作られていて、この竹タガが緩んでくると、板と板の間の隙間が広がり、水漏れを起こします。

 これまでは、桶・樽づくりの職人である萩原幹雄先生が、実演もかねて直していただくことも多かったのですが、それでも、房総のむらの竹タガの修理は間に合いません。

 そこで、自分たちで桶の修理ができるようになることを目標に、職員が先生の指導を受ける実技研修を行ったのです。

 研修は、まだ始まったばかり。自分たちで房総のむらの竹を使って竹タガを作り、桶を修理できるようになるまで、まだ遠い道のりです。(ひ)

○総や、農家、商家の町並みから、修理したい手桶などを持ち寄り、新しい竹タガで締めなおします。

○竹タガを編む練習。大きさを合わせて、きれいに編んで輪を作ります。

○先生の指導の下、実際に樽に取り付けます。

○底が痛んでいる手桶には、柿渋や漆で、水漏れ防止の処置をしました。


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