2022年8月27日土曜日

精米農具のあゆみ


実習生のY.Wです。

実習の中で、精米の農具について印象深かったのでご紹介します。


精米といえば、現在は機械の精米機を使っていますよね。しかし昔は、精米といえば農具を使っていました。



 

例えば、こんな道具! 臼と杵ですが、餅つき用の農具ではありません。

杵のくぼみに注目!これは玄米を逃がさないための構造で、精米の効率をあげます。

でも、杵って結構重たいから子供は危なくてできないですよね。





そこで、踏み臼という精米農具が作られました。シーソーのような構造で、柄に体重をかけることで杵を上下に動かします。足を使うだけなので、子供でも動かすことが出来ます。

 


 



さらに進化した精米方法が、水車を利用したものです。水が流れ続ける限り、精米し続けることが出来ます。水車の登場により、精米が無人化できるようになりました!!すごい!

 

どの精米方法も、木や水などの身近な資源を利用したものが多く、これこそまさにSDGsの理想ですね!

 

しかし、農具を使った精米は、手間も時間もかかりますよね。ですから、江戸時代の農家は玄米を食べることが多かったようです。そう考えると、簡単に白米が食べられる私たちは贅沢ですね!

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