2013年9月21日土曜日

房総のむらの花だより

今日と明日の22日は,房総のむらでは,稲穂まつり,ですね.「古墳広場でゲンノショウコが咲いている」との情報があったので,いつものルート(資料館から上総の農道,途中から炭焼き小屋への坂を上り,武家屋敷裏)を観察した後,古墳広場をまわりました.「実りの秋」と言いますが,春から夏にかけて花を観察してきた植物が次々と実をつけ始めています.先般の雨できのこ類もたくさん見かけられます.爽やかな風の気配とともに秋の花も盛りです.トンボやバッタ,ヒョウモンチョウなどの昆虫もたくさん見受けられました.
●ノブドウ(資料館連絡通路)~実が少し色づいてきました.
●アマチャヅル(上総の溜池前)~実が黒くなってきています.白いラインが鉢巻のようです.
●サワフタギ(上総の田)~青い実が綺麗に色づいています.
●ススキ(炭焼き小屋への坂への上がり口)
●タマゴタケ(炭焼き小屋近く)
●キツネノカミソリ(資料館連絡通路を出て右の道)~実が出来始めています.
●サルトリイバラ(資料館連絡通路を出て右の道)~実がどんな色に変化していくのか,観察するのが楽しみです.
●ネコハギ(古墳広場へ向かう草地)~茎も葉も柔らかい毛でおおわれ,猫の毛のようでした.
●メドハギ(古墳広場へ向かう草地)~今日の一日だけでも,数種類のハギを観察できました.古墳広場は植生が豊かなように感じました.
●ゲンノショウコ(古墳広場)~古墳広場では群生していて見事でした.少し実がつき始めている個体もありました.
●ハナワラビ(古墳広場から水生園への草地)~写真は胞子葉です.
●マントカラカサタケ(番外)~岩屋古墳に接するあたりの道路近くに沢山発生しています.50cmほどにもなる大きな種なのに,長いあいだ学名がなかったのですが,2010年に中国でMacrolepiota detersaという名前がつけられました(風+管).
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◎以上は,むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です.9月20日(金)の観察にもとづいています.
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