「犬供養」と聞き、皆さんは何を思い浮かべますか?亡くなった愛犬の供養と思われる方も多いことでしょう。
房総のむらでは、千葉県内に伝わる様々な行事を再現しています。そのひとつがこの犬供養。枝が二又の木を立てて、枝に握り飯の入ったわらつと(わらで作った包み。納豆を 包んだわらを思い浮かべてください)を下げて、花や線香を供えます。お産の軽い犬にあやかり無事にお産が済むようにと祈願した行事で、千葉県や茨城県など利根川流域で見られるそうです。 先日二又の木を新しく作りかえるということでその様子を見学してきました。
村一番達筆だと噂される考古担当の学芸員は墨をすり、精神を集中させた上で筆を走らせます。梵字を書く手つきは、漢字平仮名よりアルファベットを書く筆づかいに似ていました。そばで鳴り響く内線電話には目もくれず、裏表一気に書き上げます。
犬供養は、下総の農家近くに展示しています。解説板もあわせて展示していますので、ご興味のある方は、ぜひ房総のむら内で探してみてください。(A)
0 件のコメント:
コメントを投稿