2024年7月28日日曜日

夏休み〇〇教室

 今日は、商家の町並みで夏休みプログラムがたくさんありました。

夏休み紙漉き教室
紙の原料となる房総のむらのコウゾ畑を見学するなど、和紙の製造過程を学んだあと、コウゾの皮をたたいて、繊維を細かくし、はがき大の和紙をすきます

コウゾの皮の内側の部分をたたいてゆきます

紙漉きの様子。ここまでの準備が大変。

〇夏休み張り子教室
張り子の伝統的な作り方を学びながら、動く亀の張り子を作ります。型に和紙を張り付けた後に成形し、乾かして、色を付け、仕掛けを装着します。

亀の形に和紙を貼ってゆきます

まず、全体を白く塗った後、色付けです。

〇夏休み焼き物教室
粘土1kgで好きな形の皿を1枚作ります。焼き上がりは後のお楽しみ。

好きな形を決めて、お皿を作ります。

アクセサリーも余った粘土で

〇夏休み親子鍛冶教室
ふいごを使って火をおこし、軟鉄を焼いて、たたいて、文鎮またはペーパーナイフを作ります。親子で、たたいて形を作ってゆきます。ペーパーナイフは、先をごく薄くしなければなりません。
職員の指導でナイフを形作ります。親子で力を合わせた作業です。

最後に試し切り。切れ味はどうかな。

〇夏休み親子小さな和ろうそく作り
火をつける昔ながらの道具について学んだあと、ハゼノキの実から採取した木ろうを、灯芯草と呼ばれるイグサから作った芯に塗り付けて、小さな和ろうそくを作ります。木ろうを何回も根気強く塗り付けて、最後に成形し、小さな和ろうそくの完成です。

手はまっすぐ伸ばしたまま。動かすと、手についたろうがろうそくにくっついてかっこ悪くなります。

ようやく太くなってきた。

この後も、房総のむらでは、夏休み企画をたくさんご用意しています。詳しくは体験のしおりもしくはホームページをご覧ください。(ひ)

うなぎの蒲焼き

 商家の町並み 川魚の店で「うなぎの蒲焼き」がありました。 

職印の指導の下、さばいてあるうなぎに、串をさし、白焼きに。串に刺すのが難しいようです。


白焼きにして、蒸して、たれをつけて、炭火で焼きます。職人でも「一生かかる」といわれる「焼き」。それでも、自ら焼いたうなぎは格別なものでしょう。

できた蒲焼きは、川魚の店の裏で、肝吸いとともにいただきます。炭火の香りがする、普段食べているうなぎとはっ少しだけ違った風味があります。

高い気温の中、お客様も、職員も大変でした。

なお、9月1日には、講師をお呼びして、達人コース「うなぎ裂きの技」が行われます(申し込みは8月5日まで、申込者多数の場合は抽選)。(ひ)

2024年7月27日土曜日

盆の商い

  お盆には、盆棚をしつらえ、様々な供え物を用意して先祖の霊を迎える習俗が広くみられます。

 しかし、町場でお盆の飾り付けの材料を、ひと通り揃えるのは大変です。関東地方では、昭和三〇年代頃まで、周囲の農村の人々が盆に必要なものを町場に売りに来たり、盆の市が立ったりしていました。


 房総のむらでは、7月27日・28日、お盆を前に、当時の供え物の材料を集め、その商いの様子を商家の町並みに再現展示しています。
 特に、水郷佐原あやめパークさんからご提供いただいた、ハスの花は立派です。午前に花が開き、夕方にしぼみますが、4日間花を見ることができるそうです。花の色は最初は薄桃色、次第に黄色味を増してゆきます。(ひ)



むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 7月26日

●観察者からのコメント

・サルスベリが下総の農家で花盛りです。

・ヤマユリはあちこちで咲いていますが、そろそろ終わりかけています。

・キツネノカミソリが水車小屋前の通りで咲き始めました。

・上総の農家の畑では、ゴマなど野菜の花がきれいです。

・下総の農家の門前の畑のヒャクニチソウにキアゲハがやってきました。

観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年初めて)

◎サルスベリ(下総の農家の庭) 〇キツネノカミソリ(水車小屋前の通り) ・ヤマユリ(上総の農家の裏) 〇◎ゴマ(上総の畑) ◎ナタマメ(上総の畑) ◎ラッカセイ(上総の畑) ◎オクラ(上総の畑) 〇◎ヒャクニチソウ(上総の畑) ◎ヒャクニチソウ(下総の農家の門前)

2024年7月20日土曜日

むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 7月19日

●観察者からのコメント

・ヤマユリの花が最盛期を過ぎつつあります。茶店から水車小屋への坂の両側や下総の農家への長い坂道の両側や六地蔵のある墓地のまわりには沢山あります。

・農家の庭や畑にはキキョウ、ミソハギ、ヒャクニチソウが咲いています。

・下総の田の水路際には、花が落葉松の葉に似ていると言われるアキカラマツ、トモエソウ、昨年初めて確認したニガクサが咲き続けています。

観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年初めて)
◎ヤマユリ(茶店の左側の坂) ◎ヤマユリ(下総の農家前の坂道) ◎サルスベリ(下総の農家の庭) ◎キキョウ(下総の農家の庭) ◎ミソハギ(下総の農家の庭) ◎ヒャクニチソウ(下総の農家の門前の畑) ◎アキカラマツ(下総の田の水路際) ・トモエソウ(下総の田の水路際) 〇◎ニガクサ(下総の田の水路際)



2024年7月14日日曜日

むらの花だより

 自然観察ガイドさんからの情報です

●観察日 7月13日

●観察者からのコメント

・ヤマユリの花数が増えてきました。茶店の左側の坂の途中など、あちこちで見られます。

・上総の溜池で、スイレンが咲いています。

・上総の溜池前で、良い香りのするクズの花が咲きました。

・下総の田の水路際で、花びらが巴の形(スクリューの形)したトモエソウが咲き続けています。


観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年初めて)
◎ヤマユリ(むらの各所) ◎スイレン(上総溜池) 〇クズ(上総溜池前) 〇◎サルスベリ(下総の農家の庭) ◎トモエソウ(下総の田んぼの水路際) ◎ミソハギ(下総の農家の庭) ・オミナエシ(下総の農家の庭) ・ヒヨドリバナ(上総の竹林の坂) ◎ムクゲ(下総の農家の庭)

2024年7月5日金曜日

むらの花だより

自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 7月5日

●観察者からのコメント

 ・ヤマユリが茶店裏の坂で咲きました。他にも上総の林や草木の観察路登り口や、下総の農家裏でも開花確認です。

・トモエソウは朝開き夕方しぼむ一日花。毎日次々開花します。下総の田んぼの水路わきです。

・道端にはトキワハゼとそれより小さいウリクサが咲いています。水車小屋前をとおる道です。

・フウセンカズラも小さい花で、上総の農家の井戸端で咲いています。

観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年初めて)
〇ヤマユリ(茶店裏の坂他) 〇◎トモエソウ(下総の田んぼわき) ◎キキョウ(上総の畑) ◎ネムノキ(水車小屋前の坂他) ◎ミソハギ(下総の農家の庭) ◎ゴボウ(上総の畑前の林) ◎トキワハゼ(水車小屋前の通り) 〇◎ウリクサ(水車小屋前の通り) 〇◎フウセンカズラ(上総の農家の庭)

●自然観察会のお知らせ

自然観察ガイドボランティアによる「自然観察会」を毎月開催しています。今月は以下のとおり開催しますので、興味のある方は是非ご参加ください。

〇開催日時:7月14日(日)10時30分~1時間程度(雨天中止)

 ※夏の3か月間は午前の開催ですのでお気をつけ下さい。

〇今月のテーマ:「サンショウの話

〇集合場所:総屋前 ※開始5分前までに集合してください。


七夕の飾りを始めました

房総のむらでは7月5日から~7月7日まで七夕を行っています。商家町並みでは辻広場に大きい七夕の飾りがあります。稲荷境内にある笹には、願い事を短冊に書いて結ぶことができます。ご来館の際は、ぜひ願い事を書いて結んで頂ければなと思います。(モ)

辻広場の七夕飾りです。



稲荷境内の七夕飾りです。








2024年7月4日木曜日

ヤマユリ・オオバノトンボソウ


ヤマユリが上総の農家の斜面林で2株ほど咲いています。

多くの個体はまだつぼみですが、大きく膨らんだつぼみを持っている個体も多く見られます。今年の開花はいつもより遅めですが、今咲いている花を皮切りに、これからたくさんのヤマユリが、房総のむらの林に咲き誇ることでしょう。


同じ斜面林では、オオバノトンボソウ(最近、ノヤマトンボという名前が標準になっているようです)がようやく咲きました。林を一度伐採し、明るくした林の歩道の脇に3株ほど咲いています。緑色の目立たない花ですが、ラン科特有の形をしています。
先の文で「ようやく」と書いたのは、6月ごろ来館されたお客様から問い合わせがあり、その時はまだつぼみだったからです。いつ開花するのか気になっていましたが、今ちょうど見頃です。そのお客様が、このブログを見てくださるとよいのですが。(ひ)



2024年7月3日水曜日

むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 6月30日

●観察者からのコメント

・平安時代、千葉県長南町で栽培が始まり、いまでは山形県が主産地のベニバナの花が見ごろです。

 花は紅色の染料や着色料になります。

・畑から逃げ出したゴボウの花で、アザミの花に似ています。上総の畑前の林で咲いています。

・房総のむらに数本ネムノキがあり、花が見ごろです。おまつり広場では間近に見られます。

・茶店裏の坂の途中にチダケサシが咲いています。

 夏、チチタケ(栃木県ではチダケ)というおいしいキノコをこの茎に刺して運びます。


観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年初めて)
◎ベニバナ(上総の畑) ◎ゴボウ(上総の畑前) ◎トウネズミモチ(むらのかけ橋のたもと) ◎ネムノキ(おまつり広場他) ◎チダケサシ(茶店裏の坂の途中) 〇◎トモエソウ(下総の田の水路際) 〇◎メハジキ(上総の農家の庭) ・ムクゲ(武家屋敷の庭) ◎キキョウ(武家屋敷の庭)

●自然観察会のお知らせ

自然観察ガイドボランティアによる「自然観察会」を毎月開催しています。今月は以下のとおり開催しますので、興味のある方は是非ご参加ください。

〇開催日時:7月14日(日)10時30分~1時間程度(雨天中止)

 ※夏の3か月間は午前の開催ですのでお気をつけ下さい。

〇今月のテーマ:「サンショウの話

〇集合場所:総屋前 ※開始5分前までに集合してください。