安房の農家と総合案内所総屋では「白間津のオオマチ」について展示をしています。
南房総市千倉町白間津は、房総半島の南端に位置する半農半漁の小さな集落です。
このまつりは、1000年以上続くもので、地元では「オオマチ(大祭)」と呼ばれ親しまれています。
地区の氏神である日枝神社に五穀豊穣を願うまつりとして、4年に1度、3日間かけて執り行われ、平成4年には国の重要無形民俗文化財に指定されました(※近年では令和元年7月19日・20日・21日に行われました)。
中でも仲立(なかだち)と呼ばれる少年2人がまつりの中心となります。仲立は「神の使い」や「神とムラ人たちを結びつけ仲を取り持つ」という意味がある考えられています。仲立に選ばれた少年たちは、厳格な物忌みを経て「日天(にってん)・月天(がってん)」と呼ばれる神としての役割を担います。
また、まつりでは大きな幟を競って引くオオナワタシの祭事や少年少女が華麗に舞うササラ踊りなどの民俗芸能も見どころの一つです。
なお、総合案内所総屋の衣裳は展示替を行います。「日天・月天の仲立」にかわり「ササラ踊りの少女と唄うたい」(11月5日から23日まで)の衣裳を展示しますので、あわせてご覧ください。(み)
※展示替の日程を変更致しました。
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