2019年12月5日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、資料館連絡通路、堀割、商家の町並み、武家屋敷、上総の農家、竹林の坂、上総の田んぼを観察しました。
 その後、風土記の丘エリアの旧御子神家住宅まで足を伸ばしました。


●小さな果実が実っています。
 アオツヅラフジ、キンミズヒキ、ノダケ、ヒカゲイノコズチ、ムラサキシキブ、コムラサキ、スズメウリ、センダン、ナズナ、ガマズミ、フヨウ、ヘクソカズラ、ツルウメモドキ、クズ、イヌビワ、ホトトギス、ヤマハギ、センリョウ、ガクアジサイ、ウメモドキなどです。

●ムベの果実はアケビのように開裂しませんが、亀裂が生じたものがあり、小鳥が突いたような状態のものが見られました。

●旧御子神家住宅では、サンシュユのツボミが出来ていました。同じ敷地のナギイカダにもツボミが出来ていました。ともに3月には開花しそうです。
 ここのナギイカダは雄花ですので、赤い果実は生りません。 

●武家屋敷では、ユキヤナギが咲いています。本来の花期は4月ですが、冬でもポツポツ咲くことがあります。
 フヨウの種子を“お猿さんの顔の様だ”と感じる人がいます。

●堀割のイロハモミジの紅葉が最盛期を迎えました。

●昔の主食であった粟(アワ)、稗(ヒエ)、黍(キビ)を上総の農家の作業小屋で展示してあります。


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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月29日(金)の観察に基づいています。(風)



※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 12月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 12月15日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「粟(アワ)とエノコログサ」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)


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