2016年8月19日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、植物の名札を作成してから資料館を出発し、名札を設置しながら、資料館脇の連絡通路から上総の田んぼ手前の池、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家を巡り、武家屋敷を経て資料館へ戻りました。

●春から咲き始めたブタナがまだ咲いています。
●クズの葉は、強い光を遮るために真ん中の葉の角度を調節しています。そして、クズの花は、ブドウのような甘い香りがします。
●ヘクソカズラの葉の付け根には托葉があるので、他の対生の葉の蔓植物と見分けが付きます。
●イネの花は午前中に開き、1~2時間で閉じます。花弁は無く、籾(頴)が開くと雄しべが花粉を同じ花の雌しべに与え受粉が行われます。自家受粉です。
●上総の農家では、イネの一種であるヤマトニシキの葉を中庭に干す作業が行われていました。しめ縄等の材料になります。稲穂が出る前に刈り取られたものです。
●フヨウも同じ仲間のムクゲも樹木(木本)に分類されています。アメリカフヨウは園芸品として作られ、こちらは草(草本)に分類されています。
●秋のアザミであるノハラアザミが咲き出し始めました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。8月12日(金)の観察に基づいています。  (風) 

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