2014年12月23日火曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察コースは足を伸ばして、資料館から上総の農家の田んぼ、上総の農家、下総・安房の農家、水車小屋、下総の農家の田んぼ、武家屋敷を巡るコースです。
●上総の農家では、スイセンのツボミが膨らみ始めもうすぐ見頃になりそうです。また、サカキが植わっているのを見つけました。サカキの冬芽は、反り返っているのが特徴です。
●むらの架け橋を渡る手前で、コセリバオウレンが1株咲いています。この花は両性花です。
●むらの架け橋の脇に生えている、ヌルデの実を観察しました。実の表面に現れる白い粉状のものは、リンゴ酸カルシウムの結晶で、熟した実を口に含むと塩味を感じるそうです。
●安房の農家の近くで、マテバシイの冬芽を観察しました。葉はタブノキと良く似ていますが、マテバシイの冬芽には鱗芽(タケノコ状の模様)が見られません。
●クスノキから得られる「樟脳」は、オランダ語で“カンフル”と言います。かつては強心剤として使用されており、「カンフル剤」の語源となっています。今では、鎮痛作用・消炎作用・清涼感を与える作用があるため、かゆみ止め・リップクリーム・湿布薬などの外用医療薬品の成分として使用されているそうです。
●武家屋敷の周りでは、ヒメジョオン・ハルジオンのロゼットを沢山観察することができます。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。12月19日(金)の観察に基づいています。  (風)

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