2023年9月2日土曜日

木箱作り

商家の町並み 木工所で、岩瀨建築有限会社からお招きした松崎先生を講師として、木箱作りを行いました。岩瀬建築は、県内外の文化財建築の修復などを数多く手掛けています。


木箱作りは、1枚の2m×30cmの板から、切り出したパーツを、曲尺(かねじゃく)や鉋(かんな)、鋸(のこぎり)などの基本的な大工道具を使って、くみ上げてゆきます。

まずは、墨入れ。パーツとなる板に、曲尺を使って、のこぎりで切る線を書き込みます。

鋸は、板の目(繊維に沿って縦向きか、横向きか)によって、歯の粗さが異なるものを使い分けます。特に、繊維を横に切る場合は、切り落とすときに繊維がはがれやすいので細心の注意を払います。

鉋掛けも、繊維を横に削る際には注意が必要です。道具の良さと、先生の調整で、くるくるとしたきれいな木くずが出ます。

パーツを、墨入れ、切断、鉋掛けをしながら、釘を使ってくみ上げてゆきます。見える部分は「材の表」が出るように気を付けます。「材の表」とは、幹の中心側が裏、外側が表で、年輪を見ながら判断します。

箱を持ち上げるための、取っ手となる板を側面に取り付け、

最後にふたを作ります。実はここが一番大変とのこと。箱にきちんと収まるように作るのが難しいらしいです。

下の写真は完成形。ふたをした後に、ふたを横にずらすと外れない優れものです。

体験は9時30分から午後3時まで。
「箱づくり」と侮るなかれ。大工仕事の基礎が詰まった、見ていても飽きない体験演目でした。ちなみに、この演目は店先で行われているので、どなたも見学できます。

「木箱作り」体験は、明日もあります。松崎先生は、明日に備えて手入れを行うということで、道具を持ち帰られました。(ひ)

2023年8月31日木曜日

新・むらびとへの道④ 風鈴コレクション

 みなさん、こんにちは。骨子です☆

8月も終わりだというのに、まだまだ暑いですね。

今年の暑さは、ちょっと異常な気がします。

早く涼しくなるといいですね。



さて今回は、商家の軒先で見つけた素敵な風鈴たちをご紹介します。

「出没!ア○街ック○国」のあの曲を思い浮かべながら、ご覧ください。


風鈴コレクション



それぞれの店の名前が書かれていたり、店にちなんだ絵や小物が付いていたりするのが、おわかりいただけましたか?

これらの風鈴は、それぞれの店の職員が、絵付けや飾りつけを行ったのだそうです。

店に対する愛着が感じられて、見ていて楽しくなっちゃいますね!

 

これを読んでくださった皆様に、涼やかな風が届きますように☆(骨)


日ゴモ製作

 

今回は日除けの道具である日ゴモを紹介しようと思います!


現代では日除けといえば日傘が多いと思いますが、傘だと背中に日光が当たってしまいますよね・・・

そんな背中を日光から守ってくれるのが日ゴモです。おおよそ次のような手順で作ります。

  


     縄をツツロ(おもし)に巻く

 

     麦わらをそろえて置き、縄で巻き込む

 

     肩ひも、持ち手を付けて完成



背負ってみると軽いランドセルのような感じで、確かに背中が熱くなりません!昔の道具のすごさが体感できた気がします。



農家では、この他にもさまざまな道具の展示、製作体験を行っています。ぜひ農家に足を運んで触れてみてください!

(ア)




房総のむらにはどんな植物が植えられているの??

 

今回は館内を歩いて発見した植物をご紹介したいと思います!

 

まずはむらにある水田です。

水田にはお米やもち米などが植えられており、コシヒカリをはじめとして多くの種類が栽培されています。収穫されたお米は、実際にお正月の時期に使用されるそうです。

 




次に上総の農家前にある畑についてです。

この畑では、きゅうりなど江戸時代から栽培されてきた野菜を育てているそうです。上総の農家も江戸時代の建物を再現しているので、江戸時代の風景を見ているかのような体験をすることができます!

 

最後の下総の農家についてです。

敷地内にある作業小屋では機織り機が数台置かれていました。この機織り機を使用し実際に機織り体験をすることができるのですが、使用する糸はむらで採取した綿を使用しているそうです。


 



皆さんも房総のむらを訪れた際にはぜひご覧になってください!!  (ヒ)

 

 

 

茅葺屋根のある暮らし


房総のむらにある茅葺(かやぶき)屋根の紹介をします!

房総のむらには、武家屋敷や農家の家、農村歌舞伎舞台など茅葺屋根の建物がいくつもあります。





茅葺屋根の材料はススキやヨシ、ワラなどで通気性がよく断熱性にも優れていました。

空調機器のなかった時代には最適な空間だったかもしれませんね!

また、建物内のカマドで火をたくことにより出た煙で防虫防腐の効果も得られるという、生活の知恵が生きたつくりといえますね!




しかし、現在は防火上の問題、材料や職人の減少によって、茅葺屋根の建物は数を減らしつつあります。普段の生活では見ることができない茅葺屋根を、外からだけでなく建物の中からも観察してみてはいかがでしょうか! ()

旧学習院初等科正堂とは?! 観察してみよう!

 

こんにちは!今回は「旧学習院初等科正堂」をご紹介します。




この建物は元々、東京都四谷区尾張町(現:新宿区若葉町)で建設されたものです。

その後移築され、一時は成田市立遠山中学校の講堂としても使用されてきましたが、

昭和50年に現在のこの場所に移築保存されました。

 

建物の外観をよく見てみると、真ん中の3つの扉だけ大きく作られていたり、デザインが多少異なっていたりします。

これは身分の差によって使用していた扉が違うことを意味し、身分が高い人しか大きな扉を通ることが出来なかったようです…。

扉の内側から見ても装飾の違いに気が付くことが出来ます。




その他にも是非、床の寄木造りや柱のギリシャ風の様式美を観察してみてください!

                                    (り)

2023年8月29日火曜日

青刈り


先々週、上総の農家、下総・安房の農家では青刈りを行いました。
青刈りとは、正月のお飾り等に使用する、ヤマトニシキという稲の品種をまだ穂がついてない状態で刈り取ります。ヤマトニシキはコシヒカリ等の食べるために栽培する品種とは違い、正月のお飾り等に使用するため、背たけが高い品種となっています。

連日の猛暑の中、鎌で稲を刈り取るのはとても大変でした。稲を刈り取った後は農家の敷地で一気に干します。刈り取った直後に干すことで、ヤマトニシキの青々とした色が乾燥した後も残ります。(モ)