2023年9月20日水曜日

講演会「女たちの行商―「カンカン部隊」の民俗誌―」開催のお知らせ~トピックス展「千葉の行商」関連イベント~

 房総のむらでは9月23日(土・祝)より千葉県誕生150周年記念事業 令和5年度トピックス展「千葉の行商―小さなからだと大きなカゴと―」が開催されます。

関連イベントとして翌24日(日)には、神奈川大学国際日本学部教授の山本志乃氏をお迎えして、以下の通り講演会を開催します!

■「女たちの行商―「カンカン部隊」の民俗誌―」

講  師:山本 志乃氏(神奈川大学国際日本学部教授)
実 施 日:9月24日(日)
時  間:13:30~15:00
場  所:風土記の丘資料館 集会室
参加方法:当日受付で定員先着50名です。風土記の丘資料館へ直接お越しください。

いよいよはじまるトピックス展と併せて、是非講演会へもお越しください。
ご来場お待ちしております!!

(広報・普及G)




2023年9月18日月曜日

実演「版木の彫り」・「浮世絵の摺り」

 今日は、本・瓦版の店で、江戸木版画彫師 永井沙絵子先生による「版木の彫り」、紙の店で江戸木版画浮世絵摺師 松崎啓三郎先生による「浮世絵の摺り」の実演がありました。

版木の彫りでは、まず、原図が書かれた和紙を、図の面にのりをつけ、版木側になるように接着し、和紙の裏側を丁寧に剝がしながら、時には油も使って、原図を見やすくしてゆきます。


様々な道具を使って、版木の絵柄を彫ってゆきます。

午前中の絵柄は、かわいい竜の絵。竜は来年の干支、体験演目「ポチ袋」のデザインに加わる予定です。

店先での実演で、道行くお客様も興味津々。

午後は、細やかな百合の花の絵柄を掘っていただきました。

細く細かな線、花の点々模様などの細部も漏れなく表現されていました。この絵柄を選んだ職員に「なぜこんな細かいものを?」と聞いたところ、この絵柄は浮世絵に使われた絵柄で、昨年はもっと細やかな図柄を、先生は彫られたとのこと。この百合の版木も次回の実演、9月30日(秋のまつり)には完成しそうとのことです。

本・瓦版の店の隣、紙の店では「浮世絵の摺り」の実演です。摺りでは紙の湿度がとても重要とのことで、用紙を挟む厚紙をときどき湿らせながら、摺りを行います。

色の調整は、摺りを見ながら濃さを調整し、

「のり」や「にかわ」、水で粘度も調整しながら、版木に顔料を塗ってゆきます。版木には、「けんとう」という部位があり、そこに合わせて用紙を置いて、何回も色を重ねて、摺ってゆくのですが、用紙の湿り気などを統一しないと、うまく色が重ならないそうです。

版木は、5種類ですが、一つの版木で複数の色を摺ってゆくので、1枚の浮世絵を作るには何回もの摺りを重ねます。

色を重ねるごとに、ぼかしの部分など、歌川広重の浮世絵「名所江戸百景 蓑輪.金杉.三河島」のきめ細やかな色合いが再現されてゆきます。

後で本日作成した浮世絵をみると、鶴の羽などは、色を付けず、版木の凹凸を生かした、しゃれた細工もありました。(ひ)

2023年9月17日日曜日

こも織り

 上総の農家で、9月16~17日にこも織りの体験を行いました。
こもとはワラを使って、こも機で編んだ敷物です。
農家はこもを農作業する際の物を置くための敷物にする他、牛や馬に食べさせるための草を巻くために使用していました。
 こも機がこちらです。中央にある15個の穴の空いた棒の下にワラを入れて、棒を下まで下ろして編み込んでいきます。棒を上向き、下向き交互に調整し、力を入れないときれいに編み込むことができません。
















 
 
 出来上がったこもがこちらです。次回は来年の3月2日に行う予定です。持ち
帰ることは出来ませんが、来館した際はぜひ体験して頂ければ幸いです。(モ)












むらの花だより

自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 9月15日(金)

●観察者からのコメント

・秋の七草の一つの萩にも、いろいろな種類があります。ヤマハギ、メドハギ、シラハギ、ネコハギが咲いていました。

・稲刈りが終わるのを待つように、田んぼの野草が元気になります。ウスゲチョウジタデ、フタバムグラが咲いていました。ウスゲチョウジタデの生息は少ないと言われています。

・キバナアキギリやススキはこれから本番になります。



観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年はじめて観察した花や実)
◎メドハギ 上総の農家の庭 ◎ヤマハギ 上総の竹林の坂 〇シラハギ 上総の農家の生垣前 〇◎ネコハギ 旧御子神家住宅の庭 ◎キキョウ 武家屋敷の庭 ◎フヨウ 武家屋敷の庭 ◎ウスゲチョウジタデ 上総の田んぼ ◎フタバムグラ上総の田んぼ 〇コナギ 上総の田んぼ ◎ヘチマ 上総の農家の庭 ◎ジンジャーリリー 上総の農家の庭 〇◎タマスダレ 上総の農家の庭 ◎ツルボ 上総の農家の庭横他 ・キバナアキギリ 上総の林 ◎サルスベリ むらの受付前 ◎オクラ 上総の畑 ◎トロロアオイ 呉服の店の裏の畑 〇ススキ 上総の田んぼ前 

2023年9月16日土曜日

武具のはなし

 本日、総屋にて、「武具のはなし」を開催しました。日本刀の解説を聞いて、日本刀のお手入れを体験します。

 講師は県立中央博物館 高橋先生。刀は江戸時代後期の作と思われるもの。理由があって展示に使えない刀の刃を削り落としてありますが、本物です。


 初めに高橋先生から、刀の部位の名称や道具の説明があります。時代劇などで刀の手入れをするシーンでポンポンと刀をたたく短穂(たんぽ)という道具もあります。刀の油をぬぐうための、銘柄指定のティッシュなど、「へえー」というお話が続々出てきます。

 次に刀の手入れを一人ずつご指導いただきます。

 刀の刃の向きを気を付けて、鞘(さや)から刀身を取り出します。柄(つか)もとって、そのなかに収まっていた茎(なかご)という部分を持って、古い油をぬぐいます。刀身の重さは、刀によって異なりますが1kgくらい。結構重いのです。

 刀についていた古い油がきれいになったところで、それぞれの刀の鑑賞会。形や波紋の違いなどの説明がありました。そして、刀身に刻まれた銘(めい)についての秘密も。

 その後、改めて油を塗って、鞘(さや)に納めます。

 鞘は保存用の白鞘(しろざや)です。ホオノキを材料としていて飾りもありません。刀がさびて抜けない場合などは、鞘を水につけると2つに割れ、刀を取り出すことができるそうです。鞘の接着はご飯粒だそうです。
 本物の刀に触れることのできる数少ない講座。次は10月7日(土)の開催(要予約)です。(ひ)



2023年9月12日火曜日

むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 9月10日(日)

●観察者からのコメント

・キバナアキギリはポツポツと咲き始めています。

・房総のむらに多く咲く野菊の一つのシラヤマギクが咲き始めました

・ワレモコウが咲きました。

・アマチャヅルのとても小さな花は星の形をしています。



観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年はじめて観察した花や実)
・キバナアキギリ 上総の林 ◎ヒメキンミズヒキ 上総の林 ◎キンミズヒキ 上総の林 ◎オミナエシ 資料館横 ◎ツルボ 竪穴住居そば 他 ◎ワレモコウ 竪穴住居そば 他 ・アマチャヅル 上総の林 ◎クズ 上総の溜池前 ◎ヤマハギ 竪穴住居そば 他 ・ノハラアザミ 竪穴住居そば 〇シラヤマギク 上総の林 ・ミズヒキ 上総の林 ・チヂミザサ 上総の林 ◎メドハギ 上総の農家の庭 ・アメリカタカサブロウ 上総の田んぼ道 ・コバギボウシ 上総の林 他 ・ヤマニガナ 竪穴住居そば 〇◎フタバムグラ 上総の田の畔

●自然観察会のお知らせ
自然観察ガイドボランティアによる「自然観察会」を毎月開催しています。今月は以下のとおり開催しますので、興味のある方は是非ご参加ください。
〇開催日時:9月17日(日)10時30分~1時間程度(雨天中止)
〇集合場所:総屋前 ※開始5分前までに集合してください。
〇今月のテーマ:「ヒガンバナの話」
〇参加費:無料 ※むらの入場券は必要です。


2023年9月9日土曜日

刈上げ

 
上総の農家で、刈上げの行事を行いました。
刈上げとは稲刈りの終了後、刈った稲とボタモチを主屋の荒神様の神棚にお供えし、稲刈りの無事を田の神様でもある、荒神様に報告します。
お供えする稲はカッチゲと言い、稲3束を交互にして束ね、Xのような形にして神棚にお供えしました。
稲刈り終了後、手伝ってくれた人たちにボタモチをご馳走する、特別な日でもありました。


















農家エリアでは現在、稲刈りが行われています。
田にはオダガケといって、竹を組み合わせた横棒に稲を吊して干しています。
来館された際は、是非農家エリアの田にも足を運んで頂ければ幸いです。(モ)