2018年11月13日火曜日

第40回房総のむら写生コンクールの表彰式を行いました

11月11日に、今年度の「房総のむら写生コンクール」の表彰式を行い、受賞者とご家族の方々など、たくさんの方にご出席いただきました。
表彰式では、審査員の先生方から受賞作品についての丁寧な説明もしていただきました。


入賞・入選作品は11月18日まで風土記の丘資料館にて展示しております。
力作揃いの作品をぜひご覧になってください。








房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発して、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、むらの架け橋を観察し、帰りに上総の農家西側の森(上総の森)をとおって戻りました。


●資料館前から古墳広場への土手の周りには、センブリが沢山咲き、季節外れのヤマツツジが咲き、そしてホトトギスもきれいに咲いています。そして通路にはメタセコイアの果実が落ちていました。

●樹木が色づき、あちこちにあるウワミズザクラ、エノキやイヌブナ、ヤマグワ、ヌルデも紅葉(黄葉)しはじめました。
 果実では、ガマズミ、カマツカ、ムラサキシキブ、ツルウメモドキが実りました。

●草本では、キツネノマゴ、チョウジタデ、ゼンマイ、ツタが色づいています。ノダケの果実がしっかりと実っています。

●ハマヒサカキの花が咲き始めました。雌雄異株で雌花(花の中心が緑色)と雄花(花の中心が黄色)が咲いています。今年の花は来年の今頃に果実になります。

●ジンチョウゲが早くもツボミを見せています。

●地衣類のコアカミゴケの先端の子器(胞子をつくるところ)は赤くきれいです。茅葺き屋根に生えていたものが地上に落ちていました。


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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月9日(金)の観察に基づいています。 (風)

2018年11月11日日曜日

立冬(二十四節気)地始凍(七十二候)11月12日~16日 ”木綿糸作り” ”紙漉き” ”キッコウハグマ”の閉鎖花 ”サラシナショウマ””トリカブト”の果実 ”ヒイラギ”の花咲く


 二十四節気は「立冬」で、七十二候は「地始凍(ちはじめてこおる)」ですが、このところ温かい日が続いていて、とても大地が凍る気候ではありません。まだ、冬という感じではなく、秋の気配がさらに深まってきた「房総のむら」です。「辻広場」に展示中の”江戸の菊”や「農家」の”菊”もかなり咲いてきました。写真は、「上総の農家」の”菊”です。
 11月8日は、”鞴(ふいご)”を使い火を扱う「鍛冶屋」や「刀匠」さんたちのお祭り「ふいご(鞴)祭り」の日です。「房総のむら」でも、「商家の町並み」「鍛冶屋」に”祭り”の様子を再現しました。詳細は、当ブログ「商家・鍛冶屋でふいご祭の様子を展示しています!」をご覧ください。
 木綿糸づくり① 「下総の農家」「機小屋」の「木綿糸作り」です。まず、畑で収穫した”綿”は天日で乾燥させます。よく見ると”綿”の中に種が入っているのがわかります(写真:右)
 木綿糸づくり② 次に、”綿繰(わたくり)”を使って、”種”を取り除きます。”種の入った綿”を”綿繰”のローラー部分に挟んで回転させる(写真:上)と、”種”は手前に落ちて(写真:右中)、反対側には”綿”だけが出てきます(写真:左下)。ローラーから出てきた”綿”は繊維が固まって”ゴワゴワ”しています(写真:下右)。
 木綿糸づくり③ そこで、”糸の張られた弓”を使い”綿打ち”をして繊維をほぐし”フワフワ”な”綿”にします。繊維が固まった状態の綿を”綿打ち弓の弦”に絡めて(写真:上左)”弦”を弾くと、徐々に繊維がほぐれ”フワフワ”な状態になっていきます(写真:上右、下左)。かなり繊維がほぐれてきました(写真:下右)。
 木綿糸づくり④ この状態の”綿”から”糸車”を使って”糸”を紡いでいきます。上の状態の”綿”でも”糸”を紡ぐことはできますが、繊維の固まりが残っていると均一な”糸”にはなりません。(繊維の固まりがある糸も趣があっていいのですが)体験では、きれいな糸にするため”綿屋”さんに”綿打ち”していただいた”綿”を使います(写真:上左)。まず、この綿を”一升桝”の上に広げ”箸”に巻きつけて”篠巻き”と呼ばれる状態にします(写真:上右)。”篠巻き”された”綿”に”糸車”の先端の糸を絡めて(写真:下左)、”糸車”を回すと”あら不思議””綿”から”糸”が出てきます。”糸車”を回すことで”糸”も回転し繊維に撚りがかかり糸状にすることができるわけです(写真:中右)。”糸”がある程度できてきたら、”糸車”の先端の”篠棒”に巻き取ります。(写真:下左)。この連続で、”長い糸”を作っていきます。”茶綿”を使えば茶色の糸も作れます(写真:下右)。こうして作った”糸”を草木などで染めて”機織り”の材料にします。皆さんんも、”木綿糸づくり”や”機織り”を体験してみませんか。
 「商家の町並み」「紙の店」の「紙漉き」体験の様子です。”楮(こうぞ)”の繊維を水に溶かし、”トロロアオイ”の粘りの強い液体を混ぜた”紙の材料”が入った水槽から、網が張られた”四角い木枠”で紙の原料を漉きます。繊維がよく絡まるよう四方にゆすりながら漉きます。その後、水分を十分に抜き(写真:下左)、最後に蒸気で加熱した鉄板の上で乾燥(写真:下右)して出来上がりです。この日は、”和紙の葉書”を作りましたので、はがきの厚さにするために、和紙の原料を数回漉いて厚くしました。また、繊維の間に千代紙を入れて模様を付けました。
 「上総の農家」の庭先の”ヘチマ(糸瓜)”はまだぶら下がっているものもありますが、完熟して乾燥した”ヘチマ”は皮を剥き、種も除いて繊維だけにして”たわし”にしました(写真:右)。今のお風呂には”スポンジ”でしょうが、昔の木桶のお風呂には”ヘチマのたわし”が似合いますね。
 「下総の農家」の”ハヤトウリ(隼人瓜)”が収穫の時期を迎えています。”漬物”などにすると、”コリコリ”した食感がいいですね。
 キッコウハグマ(亀甲白熊)”です。白い花を期待していたのですが、”タンポポ”のような状態になりました。自家受粉して”閉鎖花”になったようです。”センボンヤリ(千本槍)”に続いての”閉鎖花”です。
 花が終わった後の”キバナアキギリ(黄花秋桐)”です。花が付いていた根元の”萼”だけが残っています。普通は緑色なのです(写真:下)が、「濃い紫色のもの(写真:上)は珍しい」と”山野草”に詳しい来館者の方に教えられました。
 こちらは、花が終わった”サラシナショウマ(晒菜升麻)”です。緑色の袋状の果実ができています。
 ”トリカブト(鳥兜)はまだ花が咲いていますが、こちらも緑色の果実ができています。
 緑色だった”ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)”の果実は、かなり赤くなってきました。
 厚手で光沢があり葉に”ギザギザ”がある、あの”ヒイラギ(柊)”に花が咲き始めました。

 ヤツデ(八つ手)”も花が咲き始めています。”ホソヒラタアブ(細平田虻)”でしょうか、花の周りをたくさん飛び回っています。
 ”カメムシ(亀虫)”もいろんな色や模様のものがいますが、こんな”カメムシ”がいました。背中の模様が人の顔にも見える”ヒメホシカメムシ(姫星亀虫)”です。

2018年11月10日土曜日

本日のきのこ 号外


あまりにも立派で

あまりにもおいしそうな姿のきのこがあったので

号外です

きのこに素人の私には、ヒラタケのように見えますが、どうでしょうか?

たしか、このあたりに古い切り株があったと思います(や)



企画展せまる


11月24日から、今年度の企画展「正月を迎える」を開催します

展示は、「房総のお飾り」「房総の年頭行事」「房総の正月風景」の3部構成です

現在、担当職員が最後の仕上げに必死に取り組んでいます

図録の校正にも熱が入っています

さまざまな形をしたしめ飾りを見るだけでも、地域性をうかがうことができると思います

ぜひ、お越しください(や)



2018年11月9日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、むらの架け橋周辺を観察しました。

●センブリの花が資料館前の古墳広場の土手に、今年は沢山咲きました。資料館脇の通路でも良く咲いています。
●ノハラアザミ、タイアザミ、ヤクシソウ、ツワブキなども多く咲いています。
  稲刈りが終わった田んぼでは、キカシグサの小さく赤い花が咲いています。
●沢山咲いていたキバナアキギリには、果実ができています。また、ガマズミなどの樹木の果実は色づいています。
 ミゾソバの果実の先端は、花と同じような色をしています。
●上総の農家のツルウメモドキは、果皮が割れはじめ、中からオレンジ色の種子が出始めました。
●資料館裏の広場の縁で、フユノハナワラビを初めて観察しました。
●上総の田んぼの排水路脇に、香りの良い果実ができるツル性樹木のサルナシが生えています。
●ツタウルシは漆成分を含むので、触ると危険です。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月2日(金)の観察に基づいています。 (風




※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 11月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 11月11日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「樹木の話(アカシデ、イヌシデ、クマシデ)」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)

2018年11月8日木曜日

商家・鍛冶屋でふいご祭の様子を展示しています!

ふいご祭における道具の手入れ
 商家・鍛冶屋では,本日11月8日にふいご祭(鞴祭)の様子を展示しています。ふいご祭は,鍛冶屋などのように,ふいごをあつかう人々の間で行われる行事で,旧暦11月8日に行われました。
 この日は,仕事場をきれいに清めて注連縄(しめなわ)を張り,金山彦命(かなやまひこのみこと),稲荷大神(いなりおおかみ)などの神様を祀(まつ)って,赤飯やみかんなどを供(そな)えます。仕事も一日休み,働く人たちや親戚などが集まって飲食をともにして楽しみました。また,近所の子どもたちがお供えしたみかんをもらいに集まりました。
 ふいご祭の展示は,鍛冶屋の建物の中でみることができます。ぜひこの機会にご覧ください。(前)

ふいご祭の掛軸と供物