2024年9月6日金曜日

江戸の花卉 朝顔

8月2日から展示を開始した江戸の花卉「朝顔」。その中には、出物といってなかなか名前通りの形にならない3系統があります。そのうち、1系統で、押し葉やめしべの無い「牡丹咲」の花が咲きました。

上は、ラベルからすると「青糸柳葉紫覆輪糸柳采咲牡丹」(略称「糸柳」)の系統とされているものですが、葉は細長い柳葉ではないし、花の色も紫覆輪ではなくどちらかというと淡紫の地に青の吹雪、花の形は柳采咲というより台咲の牡丹といった感じ。なかなか、思い通りにはなってくれませんが、これはこれで、見ごたえのある花です。

これは、「青掬水爪龍葉白総風鈴獅子咲牡丹」(略称「風鈴獅子」)の系統です。葉は青掬水爪龍葉。系統の特徴が出ていますが、残念ながら花がついていません。しかし、このような様々な葉の形も朝顔の面白いところです。

このほか、今年は「黄縮緬鶏足柳葉淡紫地紅吹雪撫子采咲牡丹」(略称「撫子采咲」)の系統を栽培しましたが、淡紫地紅吹雪色の普通の花が咲いています。(ひ)

0 件のコメント:

コメントを投稿