6月26日(土)、木工所で先生を招き、予約体験「下駄の鼻緒すげ」を行いました。この体験では、桐下駄の台に好きな柄の鼻緒をすげ、台を磨いて仕上げていきます。
5月26日(水)付のブログでは、おもに工程について述べましたが、今回は実際に体験した職員の感想を中心にご紹介します。
はじめに、下駄の形と鼻緒を選びます。
形は、「芳町(よしちょう)」と呼ばれる細身のものか、「丸(まる)」と呼ばれる幅広のものがあり、体験者のお好みで選択できます。職員は、試し履きでしっくりときた芳町を選びました。
鼻緒は、太さは勿論、柄や色もよりどりみどりです。現在使用されている鼻緒のほとんどは、表裏の色が異なる「高原」とよばれるものだそうです。
選び終わったら、桐下駄の台の角を研磨し、全体に水と混ぜた砥の粉を塗って乾燥させます。
下駄を乾燥させている間に、鼻緒の紐の端を調整し、すげられるように準備します。紐の結び方はあらかじめ練習できますが、何度チャレンジしてみても難しかったです。
乾燥した下駄に、いぼた蝋を塗り、うずくりで磨く作業を繰り返します。磨けば磨くほどつやが出るため、とてもやりがいのある作業でした。
最後に、下駄に鼻緒をすげて完成です!
お招きした講師の方です。一回に定員が二人の演目であるため、普段はお会いできない講師の方に、ほぼマンツーマンで教えていただくことができます。
今年度は、次回の7月17日(土)、18日(日)が最終回になります。涼やかな足元で、この夏を楽しんでみませんか。(あ)
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