2017年1月31日火曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋、上総の農家を巡り、武家屋敷を経由して資料館へ戻りました。

●今回の観察会は、資料館の小道や上総の田んぼを中心に、草の越冬の姿を観察しました。また観察中には、小鳥の声が多く聞かれ、中には姿を見せてくれるものもありました。
●冬の間、葉が枯れずに地面に貼り付き、中心から放射状に生えているものがあります。「根生葉」とか「ロゼット」と呼ばれているものです。根生葉は読んで字のごとく、根に直接葉が付いているものです。ロゼットは放射状に葉が出ている状態をバラの花をイメージして呼ばれている名前です。
●ロゼットが赤い色をしているのは、赤い色素の成分が寒さから葉を守ってくれる役割をしているからです。
●オオカモメヅルの果実の種子を放出した後の姿を、竹林の坂で見つけました。花が咲いている時期には、確認できなかった場所です。
●ウメの花がやっと咲き始めました。武家屋敷横の梅林では2~3輪観察できました。
●スイセンの花びらは6枚に見えますが、3枚が花びら(花弁)で、花柄に近い3枚は萼(ガク)です。中心の黄色いところは副花冠と言います。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。1月27日(金)の観察に基づいています。  (風)

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