2023年4月16日日曜日

蹴ろくろ

 瀬戸物の店で、小杉先生による蹴ろくろの実演がありました。

足でろくろを、自由自在に回しながら、陶器の形を整えてゆきます。

何気なく、回転の速度が調節されていますが、昨日体験した職員は今日は筋肉痛だとか。

この写真は、湯呑の高台を整形しているところですが、先生は、時々、底の部分を軽くたたいています。どうも厚さを確認されているようです。
成形された湯飲みが、次々と並んでゆきます。(ひ)


柏餅

端午の節句に食べられる定番の和菓子「柏餅」!
そんな柏餅の実演・体験が4月15日と16日に菓子の店で行われました。
今回、15日の体験に潜入してきました…!

先生の軽快なトークで会場は終始和気あいあいとした雰囲気。

こちらは午前中の実演で先生の作った柏餅です。

茶色い葉で包まれているのがこしあん緑の葉で包まれているのが味噌あんです。

今回の味噌は西京味噌なんだそうです。
私はあまり柏餅を食べてこなかったので恥ずかしながら味噌の柏餅があることを今日まで知らず、驚きました…。
体験者の方から「味噌あまり好きじゃないけど美味しい!」との声が。

試食の後は参加者に希望を聞き、詰めるあんを先生が丸めていきます。



















続いては場所を移動して菓子の店で皮になるしんこ餅をつきます。
お正月などで見かけるもち米とは違い、粘り気がなく、見た目もつやがあります。












                                              





しばらくついたら片栗粉を投入!
片栗粉を入れることでさらにつやが出てもっちりとした食感になるんだそうです!


お餅ができたら調理場へ戻りあんと同じようにお餅を丸め、お餅の中にあんを詰めていきます。












                                  


お餅を平たくし、その上にあんを乗せ包みます。
あんを乗せて包む時の手の動きはお寿司を握るイメージに近いです。

先生の実演を見学後、ついに体験者の方の番です!



体験者の方々で助け合ったり話しながら楽しそうに包んでいきます✨



















こちらが体験者の皆さんが作った柏餅です!

















皆さんそれぞれお上手なうえに個性があって素敵です😍

包み終わったら10分程蒸します。
その間も体験者の方同士でお話したり先生に質問したりと賑やかに過ごしていました。

お話ししながら過ごしていると蒸上がった柏餅が到着!
少し冷ました後ついに最後の工程、お餅を葉でくるみます。

完成した柏餅を見せていただきました(●'◡'●)



















とてもきれいで美味しそう!!

柏餅は出来上がってから3~4時間たった頃が食べごろだそうです。
数時間置いたものを比べるために食べていく方も。
出来立てのほうがとろとろとした食感なんだとか。

ずっと思っていましたが、やっぱり先生はすべての作業が素早い!!
どの作業もなかなか写真に収められない…笑
さすがプロだなぁと感心しつつ写真を撮る技術を磨かねば…と痛感しました。

房総のむらに訪れた際には、文章や写真ではお伝えしきれない職人さんの技をご自身の目で確かめてください!(倫)

むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 令和5年4月14日(金)

●観察者のコメント

・あちこちでキンラン、フデリンドウ、チゴユリ、アマドコロが沢山咲いています。

・道端では各種スミレが咲いています。

・上総の農家の庭や垣根の外側ではシラン、ドイツスズラン、セイヨウジュウニヒトエが咲いています。

・水車小屋まわりではツクバキンモンソウ、ホタルカズラ、ニガナが咲いています。

・ウワミズザクラの花はそろそろ終わりになります。

●観察された植物と場所(◎:見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)
〇◎キンラン(おまつり広場前の林) ◎チゴユリ(おまつり広場前の林) ◎フデリンドウ(下総の農家前の通り)◎アマドコロ(おまつり広場前の林) 〇フタリシズカ(おまつり広場前の林) ・クサイチゴ(おまつり広場前の林) ◎スミレ(よしず小屋前の広場) ◎タチツボスミレ(あちこち) ◎アメリカスミレサイシン(上総の農家の庭) ◎シラン(上総の農家の庭) ◎ドイツスズラン(上総の農家の横) ◎セイヨウジュウニヒトエ(上総の農家の横) ・ウワミズザクラ(下総の農家前の通り) 〇ホタルカズラ(水車小屋前) ◎ツクバキンモンソウ(水車小屋前) ◎ミツバツチグリ(水車小屋前の坂) 〇ニガナ(水車小屋前の坂) ◎シロヤマブキ(武家屋敷前)   

2023年4月15日土曜日

水口祭り

 本日4月15日、上総の農家の水田で水口祭り(みなくちまつり)の展示がおこなわれています。

この行事は稲の種蒔きが終わった後、稲の苗が無事に育つように祈る祭りです。
種蒔き後の苗代(稲の種子をまき、一定の大きさの苗に育てるための田)に、供え物をして稲の発育と成長の無事を祈ります。


当館では名称を代表的な「水口祭り」としていますが、県内では「種蒔きびやり」「たなどいまつり」と呼ぶ地域もあるそうです。本展示では千葉県大綱白里市砂田(いさごだ)地区の農家での行事を再現しています。



本日は、当館の体験演目で使用している田の種まきが終ったあとに再現展示を組みました。
むらの職員の皆さんが忠実に再現していきます。


あいにくの雨でしたが、多くの方に見学にお越しいただいたきました。
展示の完成後、当館職員から展示解説もおこないました~


上の写真のようにツットコ(稲わらのつつみ)に入っているのが焼き米です。
発芽のために水につけておいた種籾を一度煮て乾かし、殻を外して煎ったものです。その香ばしい香りで鳥を引き寄せて餌にすることで、苗代の種子を守る意味があったと考えられています。

地面にはお米も供えられています。


また聖域を示す意味があった正月飾り。これが特に今年の見どころ!
下に垂らされている藁の束が今年は13本あります~
これは今年が太陰暦(明治初期まで日本で使われていた暦)の中でうるう月がある年にあたることから13本になっていて、昨年や来年は12本なのです。


この空に伸びる竹には田の神が降りてくる依り代(神様が降りてくるときの目印)だったそう。
こうしてみていくと、こうした稲作儀礼のひとつに、人々のささやかであるけれど強い願いが込められていることがみてとれますね。

今年度の「水口祭り」展示は本日限りですが、房総のむらではこうした生活歳時記に関する再現展示を、数多く開催しております。
四季折々何度でも楽しめますので、ぜひスケジュールをチェックして、多くの展示を観に来てくださいね~!

(嶽)

特訓!かんたん組紐ストラップ

4月になって環境の変わった方々もいらっしゃるのではないでしょうか。

房総のむらでも新年度になって配属先の変わった職員たちがいます。


房総のむらには商家や農家など、各施設ごとに様々な体験演目があるため、担当場所が変わると新たな技術を習得しなければなりません。


とはいえ技は一朝一夕には身に付かぬもの。その上、職員は自ら作れるだけではなく、いらっしゃったお客様に作り方をお伝えするのがお仕事。

職員たちは日々技術を磨き、どうしたら技を分かりやすく伝えられるのか研鑽を積んでいます

 

今回、新天地で頑張るそんな職員の演目練習にお邪魔してきました!

 

今回お邪魔したのは商家の町並みにある呉服の店「上総屋」。

店の裏では新しく担当になった職員Aさんが、お客様役の職員を相手に「かんたん組紐ストラップ」の作り方の解説練習中でした。

 

まずは紐の色を選ぶところから。木綿糸が巻かれた41組のコマを選びます。


 ↓いろいろな組み合わせがあって迷うお客様役(職員)







次に金具をストラップかキーホルダーから選びます。

 

↓ここも悩みどころ…







糸と金具が決まったら丸台にコマを設置します。













さて、ここからが難しいところ。
それぞれのコマの位置を両手で置き換えていくのですが、普段経験しない動きのため初めは混乱します。
右手で持つべきコマを左手で持ってしまったり……

そんなときはAさんと先輩職員がサポート。

無事に編み上がってきました!












↓途中糸が短くなったらコマから糸を引き出します。












編み上がったら紐の先をどちらの形にするか、選択の時です。

↓おしゃれダブルか、ストイックシングルか・・・












形を選んだら、整えてもらっている間に最終選択。

 

色とりどりのビーズから一つを選び

 










完成しました!



 

 






紐の色数の違いや編み方で色々な模様も作ることができます!

 









お客様役職員を相手に練習を終えた職員Aさん。

そんなAさんたちが担当する「かんたん組紐ストラップ」、4月は下記日程で実施いたします。

ぜひオリジナルの組紐を作りにお越しください!(莉)

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かんたん組紐ストラップ

実 施 日:4月15日(土)、16日(日)、22日(土)

時  間:9:30~12:00、13:00~15:15(随時20分)

場  所:呉服の店

料  金:ストラップ200円、キーホルダー300円

備  考:小学生以上対象。

 

 

2023年4月14日金曜日

 上総の農家の畑では、コムギとオオムギの穂が風にそよいでいます。

右手前がコムギ、奥がオオムギです。コムギの穂には白い雄しべが出ています。

その奥には生垣のお茶の若葉が芽吹いていて、初夏の到来を告げています。(ひ)


ヒメスミレ

 昨日、房総のむらではスミレがたくさんあるという記事を書かせていただきましたが、ヒメスミレもよく見かけます。


スミレより花は小ぶりで、花の内側や花の柄には白い毛はありません。葉の付け根はハート形に切れ込んでいて、柄に翼(よく)はありません。


スミレは上総の農家やお祭り広場の茶店で、ヒメスミレは武家屋敷や下総の農家で見られます。(ひ)