2023年4月16日日曜日

むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 令和5年4月14日(金)

●観察者のコメント

・あちこちでキンラン、フデリンドウ、チゴユリ、アマドコロが沢山咲いています。

・道端では各種スミレが咲いています。

・上総の農家の庭や垣根の外側ではシラン、ドイツスズラン、セイヨウジュウニヒトエが咲いています。

・水車小屋まわりではツクバキンモンソウ、ホタルカズラ、ニガナが咲いています。

・ウワミズザクラの花はそろそろ終わりになります。

●観察された植物と場所(◎:見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)
〇◎キンラン(おまつり広場前の林) ◎チゴユリ(おまつり広場前の林) ◎フデリンドウ(下総の農家前の通り)◎アマドコロ(おまつり広場前の林) 〇フタリシズカ(おまつり広場前の林) ・クサイチゴ(おまつり広場前の林) ◎スミレ(よしず小屋前の広場) ◎タチツボスミレ(あちこち) ◎アメリカスミレサイシン(上総の農家の庭) ◎シラン(上総の農家の庭) ◎ドイツスズラン(上総の農家の横) ◎セイヨウジュウニヒトエ(上総の農家の横) ・ウワミズザクラ(下総の農家前の通り) 〇ホタルカズラ(水車小屋前) ◎ツクバキンモンソウ(水車小屋前) ◎ミツバツチグリ(水車小屋前の坂) 〇ニガナ(水車小屋前の坂) ◎シロヤマブキ(武家屋敷前)   

2023年4月15日土曜日

水口祭り

 本日4月15日、上総の農家の水田で水口祭り(みなくちまつり)の展示がおこなわれています。

この行事は稲の種蒔きが終わった後、稲の苗が無事に育つように祈る祭りです。
種蒔き後の苗代(稲の種子をまき、一定の大きさの苗に育てるための田)に、供え物をして稲の発育と成長の無事を祈ります。


当館では名称を代表的な「水口祭り」としていますが、県内では「種蒔きびやり」「たなどいまつり」と呼ぶ地域もあるそうです。本展示では千葉県大綱白里市砂田(いさごだ)地区の農家での行事を再現しています。



本日は、当館の体験演目で使用している田の種まきが終ったあとに再現展示を組みました。
むらの職員の皆さんが忠実に再現していきます。


あいにくの雨でしたが、多くの方に見学にお越しいただいたきました。
展示の完成後、当館職員から展示解説もおこないました~


上の写真のようにツットコ(稲わらのつつみ)に入っているのが焼き米です。
発芽のために水につけておいた種籾を一度煮て乾かし、殻を外して煎ったものです。その香ばしい香りで鳥を引き寄せて餌にすることで、苗代の種子を守る意味があったと考えられています。

地面にはお米も供えられています。


また聖域を示す意味があった正月飾り。これが特に今年の見どころ!
下に垂らされている藁の束が今年は13本あります~
これは今年が太陰暦(明治初期まで日本で使われていた暦)の中でうるう月がある年にあたることから13本になっていて、昨年や来年は12本なのです。


この空に伸びる竹には田の神が降りてくる依り代(神様が降りてくるときの目印)だったそう。
こうしてみていくと、こうした稲作儀礼のひとつに、人々のささやかであるけれど強い願いが込められていることがみてとれますね。

今年度の「水口祭り」展示は本日限りですが、房総のむらではこうした生活歳時記に関する再現展示を、数多く開催しております。
四季折々何度でも楽しめますので、ぜひスケジュールをチェックして、多くの展示を観に来てくださいね~!

(嶽)

特訓!かんたん組紐ストラップ

4月になって環境の変わった方々もいらっしゃるのではないでしょうか。

房総のむらでも新年度になって配属先の変わった職員たちがいます。


房総のむらには商家や農家など、各施設ごとに様々な体験演目があるため、担当場所が変わると新たな技術を習得しなければなりません。


とはいえ技は一朝一夕には身に付かぬもの。その上、職員は自ら作れるだけではなく、いらっしゃったお客様に作り方をお伝えするのがお仕事。

職員たちは日々技術を磨き、どうしたら技を分かりやすく伝えられるのか研鑽を積んでいます

 

今回、新天地で頑張るそんな職員の演目練習にお邪魔してきました!

 

今回お邪魔したのは商家の町並みにある呉服の店「上総屋」。

店の裏では新しく担当になった職員Aさんが、お客様役の職員を相手に「かんたん組紐ストラップ」の作り方の解説練習中でした。

 

まずは紐の色を選ぶところから。木綿糸が巻かれた41組のコマを選びます。


 ↓いろいろな組み合わせがあって迷うお客様役(職員)







次に金具をストラップかキーホルダーから選びます。

 

↓ここも悩みどころ…







糸と金具が決まったら丸台にコマを設置します。













さて、ここからが難しいところ。
それぞれのコマの位置を両手で置き換えていくのですが、普段経験しない動きのため初めは混乱します。
右手で持つべきコマを左手で持ってしまったり……

そんなときはAさんと先輩職員がサポート。

無事に編み上がってきました!












↓途中糸が短くなったらコマから糸を引き出します。












編み上がったら紐の先をどちらの形にするか、選択の時です。

↓おしゃれダブルか、ストイックシングルか・・・












形を選んだら、整えてもらっている間に最終選択。

 

色とりどりのビーズから一つを選び

 










完成しました!



 

 






紐の色数の違いや編み方で色々な模様も作ることができます!

 









お客様役職員を相手に練習を終えた職員Aさん。

そんなAさんたちが担当する「かんたん組紐ストラップ」、4月は下記日程で実施いたします。

ぜひオリジナルの組紐を作りにお越しください!(莉)

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かんたん組紐ストラップ

実 施 日:4月15日(土)、16日(日)、22日(土)

時  間:9:30~12:00、13:00~15:15(随時20分)

場  所:呉服の店

料  金:ストラップ200円、キーホルダー300円

備  考:小学生以上対象。

 

 

2023年4月14日金曜日

 上総の農家の畑では、コムギとオオムギの穂が風にそよいでいます。

右手前がコムギ、奥がオオムギです。コムギの穂には白い雄しべが出ています。

その奥には生垣のお茶の若葉が芽吹いていて、初夏の到来を告げています。(ひ)


ヒメスミレ

 昨日、房総のむらではスミレがたくさんあるという記事を書かせていただきましたが、ヒメスミレもよく見かけます。


スミレより花は小ぶりで、花の内側や花の柄には白い毛はありません。葉の付け根はハート形に切れ込んでいて、柄に翼(よく)はありません。


スミレは上総の農家やお祭り広場の茶店で、ヒメスミレは武家屋敷や下総の農家で見られます。(ひ)

2023年4月13日木曜日

スミレ

房総のむらでは、ボランティアの方の花だよりにもある通り、何種類かのスミレの仲間が咲いています。

その中で、商家の町並みや茶店、下総の農家などによくみられるまさにスミレ色の花をつけるスミレの仲間が気になっていました。花の形は「スミレ」そのものなのですが、花の中に白い毛があったりなかったり、花の柄にも毛があったりなかったり、典型的なスミレとは形が異なるもの、しかもいろいろなタイプのものが見られます。


でも、葉を見ると、柄には翼(よく)という葉のようなものがついているし、葉と柄の付け根もあまりハート形になっていません。いろいろな変異がありますが、スミレと言えるでしょう。

お掃除の方も草取りの際、スミレの株を残していただいているようで、房総のむらではいたるところで、たくさん見ることができます。(ひ)


2023年4月12日水曜日

江戸の花卉 さくら草 の展示が始まりました。

 緑のボランティアの方々と一緒に、商家の町並みのつじ広場に江戸の花卉「さくら草」の展示を行いました。皆さん、さくら草を置く台の設置など、準備に慣れた方々で、大変助かりました。









さくらそうは江戸時代中期ごろから、栽培が始まり、自然の中での変異株からたねを採り、200を超える種類が生み出されました。

この展示では数ある伝統的な品種のうち、いくつかをご紹介しています。