2017年8月12日土曜日

「むらの縁日・夕涼み」一日目終了


朝のうち小雨が降り、どうなるかと思ったむらの縁日・夕涼みは、午前中には雨も止み、午後からは薄日も射す程度まで回復し、大道芸などの様々な催し物には多くの体験者・見学者が訪れ、順番待ちの行列ができるほどの賑わいとなりました。
 
写真は見世物肝試しの行列です。さて、見世物小屋の中には何が?(明日もあります)
 
明日も9時から20時まで開館しておりますので、お出かけください。(フ)

立秋(二十四節気)寒蟬鳴(七十二候)8月12日~17日

七十二候は、「寒蟬鳴(ひぐらしなく)」です。夏の終わりを告げるように「カナカナ」と、朝夕によく鳴くのが「寒蟬・蜩(ヒグラシ)」です。房総のむらでも、少し暗い林の中で鳴いていますが、近づくと鳴きやみ、と思うと遠くで鳴きだし、鳴きやんだかと思うと、また近くで「カナカナ」と鳴きだすといった感じです。
お盆は、祖先の霊を供養する行事で、正月と並ぶ重要な年中行事です。盆の期間は、13日に祖先の霊を迎えて一緒に過ごし、16日に送り出すのが一般的です。この間に、仏壇とは別に「盆棚」という特別の棚を設けて祖先の霊を祀ります。こちらは、旧上総国の現大網白里市の「盆棚」を再現したものです。(上総の農家)
こちらは、旧下総国の現浦安市猫実の「盆棚」を再現したものです。お盆の定番の「きゅうりで作った馬」と「なすでつくった牛」も並んでます。(下総の農家)
こちらは、旧安房国、現南房総市の「盆棚」の再現です。(安房の農家)13日までは、千葉県の3つの地域の盆棚を見ることができます。
安房の農家の畑の「ケイトウ」です。(後方は下総の農家です)ニワトリのトサカに似ていることから「鶏頭」と呼ばれ、赤い花が印象的ですが、少し秋を感じる花でしょうか。
これがなんだかわかりますか?答えは、「虫かご」です。小麦の麦わらで作った「虫かご」なのです。(蓋は葉っぱです。)麦わら帽子や、昔ジュースを飲むときに使ったストローも麦わらで作られたものです。麦わらは、中空で細い棒状ですが、少し硬く光沢があります。現在は「虫かご」というよりは、インテリアに利用する方が多いようです。中に電球を入れてもいいですね。房総のむらの「縁日・夕涼み」で販売しています。


2017年8月9日水曜日

「むらの縁日・夕涼み-8/12・13-」準備がほぼ完了

台風5号も日本海で熱帯低気圧にかわり、フェーン現象で今年最高の暑さになった今日、今週末に催す縁日・夕涼みの提灯・テント設置などの準備作業を総勢20数名で朝9時から行い、午前中で終わりました。

写真の場所は、町並みの稲荷境内の設置状況です。ここでは、恒例の「金魚すくい」「ヨーヨー釣り」が午後1時から行われます。金魚すくいは、時間制限を設けていませんが、過去5年間では平成26年度の66匹が最高です。
我こそはと思う方、記録に挑戦してみませんか。

 他にも「見世物肝試し」「のぞきからくり」「怪談話」「風鈴の絵付け」「楊弓」などを特別に夜8時まで行いますので、是非お出かけください。
なお、6月20日に紹介したブログ「下総の農家で饅頭の試作」はこの二日間のための試作品でした。(フ)

今年最後(?)のヤマユリ情報


ヤマユリも咲きだしてから、早や一月を超え、下総の農家前の古墳近くで一輪のみ咲いていましたが、ほとんどのものは咲き終わっています。
咲き終わったユリには、朔(さく)ができていました(写真下:朔に止まっているのは「ノシメトンボ」で、羽根の先端が茶色ぽいのが特徴です)。
 
一つの朔になかには数百個の鱗のような種子が入っていますので、運良く生長すると、朔が割れて種がこぼれ、2年後に発芽ということになります。
が、それが咲くようになるまでには、まだ数年かかります。

従って、花が終わったからといって、山の草刈りなどで未生育の朔も刈り取ってしまうと、ヤマユリは増えずに減る一方ということになります。

景観を維持しながら自然を残していく作業は大変です(フ)。

2017年8月8日火曜日

立秋(二十四節気)涼風至(七十二候)8月7日~11日

暦の上では秋です。七十二候は「涼風至(すずかぜいたる)」(涼しい風がたち始める頃)です。「秋きぬと 目にはさやかに  見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」といきたいところですが、台風の影響もあり、熱風に近い風です。商家の町並み「瀬戸物の店」の軒先の風鈴です。風鈴の音と短冊が振れるようすが、涼しさを演出してくれています。
「キツネノカミソリ」です。林の中の、少し暗いところに群生しています。

下総の農家「長屋門」前の畑の、「ワタ」の花です。この花から、木綿が採れる種子ができます。

「オクラ」とそのオクラの花です。花は、綿の花と色合いが似てますか。「オクラ」は、先端が上に向かっているのがわかります。

キツネノカミソリ咲いています。


水車小屋近くの災い除け「かしま人形」が立っているあたりで、ヒガンバナ科のキツネノカミソリが咲いています(9月に咲くヒガンバナも同じ仲間です)。
館内有料エリアの群生地は上記の他に安房の農家裏側の斜面部です。

下の写真は今年3月9日に撮影したものです。早春に他の草が芽吹く前にスイセンの葉に似た幅1cm程の細長い葉がでて(この時期はまだほかの草が芽吹いていないので、とても目立ちます)、その後葉は枯れてしまいますが、夏になると花茎のみが伸びて花が咲きだします。
 
「狐の剃刀」の由来には諸説あるようですが、「狐」は花弁の色が橙色からきつね色、「剃刀」は春先に発芽する細長い葉の形が剃刀に似ているからというのが一般的なようです(フ)。

2017年8月4日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館から上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋、上総の農家、武家屋敷を巡りました。

●ウグイスカグラの幼木が草むらを這っています。若い茎にはツバ状の付属物があるので判別できます。
●キツネノマゴが咲き始めました。
●上総の田んぼに大豆が植えられました。「田のくろ豆」と言います。「くろ」は黒ではなく畔(あぜ)のことを言います。
 また、別の畔にはアゼムシロが今年は勢いよく咲いています。農家にとっては雑草です。
●上総の農家の庭では、草花が沢山咲いています。観賞用の他、仏壇に供える目的のものがあります。
●昆虫も数多く観察できます。
 シオカラトンボの雄は灰色、雌と若い雄は茶色をしています。茶色のものをムギワラトンボと呼びます。
 センチコガネは動物の糞を食べ森をきれいにします。「センチ」とは雪隠のことです。
 ササキリの幼虫からは成虫を想像できませんが、長い触角は成虫の特徴を表しています。
●ヤブガラシの花は朝咲いて午前中には花びらは落ちてしまいますが、まだ花びらの付いているものが見られました。

----------------------------------------------------------------------
◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。7月28日(金)の観察に基づいています。 (風) 



※自然観察会のお知らせ 
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して開館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 8月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。
○日時: 8月20日(日)午前10時30分から1時間程度(雨天中止)
○集合場所: 総屋前
○今月のテーマ: 「夏の花 朝・夕方・夜に咲く花」
○参加費: 無料(むらの入場券必要)