2023年2月10日金曜日

むらびとへの道⑲ 上総掘り5(完結編)

みなさん、こんにちは。骨子です☆

今日は関東の平野部でも雪が積もっているようです。

まだまだ寒い日が続きますが、少しずつ春は近づいてきていますね。


さて、上総掘りの井戸がその後どうなったか、皆さん、気になっていますよね?ね??

今回、とうとう完結編をお届けできることになりました!

では、ご覧ください。

 

※ここから先は、プロ○ェクトX風にお届けします。

 田○トモロヲさんの声で脳内再生してください。

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プロジェクト エーーーーーンムッ(M

(注:MMURAM

 

年末年始も、男たちの戦いは続いていた。

(注:くどいようですが、女性の参加者もいます)

掘削して水を出す―――――

そう聞いて、掘削孔から水がピューッと噴き上がるさまを想像された読者も多いだろうか。

(注:骨子もその一人)

残念ながら、水は噴き上がらない。水は、「溜まる」のだ。

掘削孔の中の水位が安定したら、それが、水が出た証拠となる。

 

学芸員Sの回顧によれば、12月上旬頃から水位は安定し始めていたという。

したがって、「いつ水が出たのか」と問われれば、「おそらく12月上旬」という答えになるという。

・・・ということは、前回のむらびとへの道⑰の時点で、すでに水は出ていたのだ。

なんということだろう。

奇跡の瞬間は、静かに、ひっそりと、人知れず訪れていた。

 

しかし、水が出たからといって作業が終了したわけではない。

井戸を作り、水を汲み上げ、来館者に

「わぁ~すご~い♡こんな素晴らしい技術が、千葉で考案されたなんて♪」

と言わせなくては、このプロジェクトは終了しないのだ。

年が明けても掘削作業は続けられた。

最終的に孔の深さは27.54mにまで達し、水は、深さ23 mほど溜まり、安定した。


1月8日、掘削を終了。

掘削開始は、猛暑の7月30日。そこから実に、162日が経過していた。

(注:実際の掘削日数は38日間)

 

1月14日、水の濾過装置(多数の穴をあけ、寒冷紗を巻いた塩ビ管)を埋設。

 





1月1521日、役目を終えた足場をいったん解体。

1月22日、仮の手漕ぎポンプを設置。


澄んだ水とともに、男たちの目からも美しい水が溢れ出ていたに違いない。

 
1月2829日、展示のため、足場を隣接地に再度組み立て。





そして2月5日、とうとうすべての作業が終了した。

竹割りから始まった作業は、総作業日数55日を数え、作業人数はのべ523人にのぼった(むら職員を除く)。

猛暑と極寒との闘い。

この素晴らしい展示は、男たちの血と汗と涙と鼻水の結晶である。

 

♪ヘ~ッドラ~イ テ~ルラ~イ 旅はまだ終わらぁ~ないぃ~

 

作業は終了したといっても、ポンプはまだ仮設のものである。

井戸周りの足場も悪い。

今後、井戸を活用していくためにやるべきことは、まだまだ多い。

プロジェクトは、未だ終わっていない。

男たちの奮闘は、これからも続く・・・(完)



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いかがでしたでしょうか。

プロジェクトに参加してくださった親方はじめ技術体験者の皆さん、本当にお疲れ様でした!

今後は、水質検査を行い、ペットボトル飲料「下総台地天然水☆edoan(エドアン)」を販売、

再度組み立てた足場を利用して温泉を掘削、「龍角寺スパ☆ホテル二日月」を開業、、、

などなど様々な事業を展開していきますので、その時はまた、よろしくお願いします

いや~、金儲けの夢(妄想)は膨らむな~☆(骨)


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