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下総の農家(生活歳時記)
5月17日(日)に「人形送り」の展示を実施しました。「人形送り」とは、人形にケガレを背負わせてムラの外へ送り流す行事であり、人形は神霊が宿るものとして信仰され人間の身代わりとして悪病災難避けとされていました。人形はケガレを背負っているので最後には川に流したり、火に焼いたりするものが多くみられます。また、稲や麦のワラで作った人形を先頭におし立て、鉦(かね)や太鼓の音に歌の囃子をいれてムラ中を歩き、最後に人形をムラの外へ送り出す形や、人形をムラの境に立てる形も見られます。
ケガレを背負った人形は恐ろしいものであることから、悪しきものが外からムラの中に入ってこようとするのを防ぐ力があると信じられていました。
房総のむらでは、成田市台方(だいかた)の事例を再現しています。
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