2012年9月9日日曜日

第3回考古学講座が開催されました


今回は「ちはら台発掘物語」と題して,白井久美子さん(公益財団法人千葉県教育振興財団文化財センター調査第1課長)が,自らの調査経験をふまえて熱く語りました.●千葉県職員として最初の発掘が,ちはら台遺跡であり,その後延々二十数年間,ちはら台とかかわりを保ちながら,昨年まで報告書の刊行に力をそそいできました.●ちはら台遺跡群は,約三万年前の旧石器時代の集落から始まり,縄文時代から弥生古墳時代を経て,大集落が形成されていました.東京湾をのぞむ集落としては最適な地であったらしく,東海地方との文化の交流の軌跡もうかがえます.●講演のあとには巡回展の解説会も実施され,熱心な古代ファンから多くの質問がよせられていました.

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