房総のむら
2020年2月11日火曜日
暖かい2月~節分・初午の飾り~
昨年の房総のむらは、雪景色の立春でありましたが、今年は本格的な雪にまだ降られていません。2月1日(土)2日(日)は「節分」を、2月8日(土)9日(日)は「初午」を展示しました。節分は立春・立夏・立秋・立冬である四立(しりゅう)の前日を指します。
菓子屋店先の展示
鍛冶屋店先の展示
房総のむらでは、農家の玄関や商家の店先に「ひいらぎ」
「鰯の頭」「豆殻(まめがら)」などを厄除けの意味で飾り付けしました。上総の農家では、長い竹の棒の先に目籠(めかご)をかぶせた飾りを展示しました。これは、1ツ目小僧が人々を不幸にするという言い伝えがもととなっているようです。1ツ目小僧は、人の悪い行いを疫病神に報告するため家々を訪れ帳面に記録します。その時1ツ目小僧は目籠の編み目が「目」に見えて怖がり帰ってしまうと考えられ目籠が使われるようになったようです。
上総の農家の目籠
初午(はつうま)は、2月最初の午の日にお稲荷様を祀ります。本来、豊作の神様であるお稲荷様に商売繁盛・病気平癒(びょうきへいゆ)の意味が追加され信仰を集めました。
稲荷境内展示
初午の日は、稲荷ずし・しもつかれ・初午団子などをお供えし、「事始め(ことはじめ)」「事八日(ことよーか)」などと呼び、新しいことを始める日の風習として広まりを見せました(い)。
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